内容説明
若者と老人、大人と子ども、男と女とLGBT、医者と患者…。利害と観点の違いから、人と集団と国家のあいだで生じる対立。時代の根本にある課題を洞察し、解決の方向を示す思考法が、明るい未来と生きる目標を創出する。コミュニケーションの本質と現代人の抱える生きづらさの正体。哲学者が語る、デジタル社会の課題に応える「システム倫理学」。
目次
システム倫理学の構図
人間のコミュニケーション
人という四次元システム統合
倫理世界を再構成する
対立を移動させる方法
幸福の尺度を作成する
動物・AI・ロボットとの共生
「つながり合い」の世界
著者等紹介
森下直貴[モリシタナオキ]
1953年生まれ。「システム倫理学」と「老成学」を提唱する哲学者。東京大学文学部卒、同大学院人文科学研究科(博士課程)単位取得退学。現在、浜松医科大学名誉教授、京都府立医科大学客員教授、一般社団法人「老成学研究所」代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。