内容説明
優秀な技術者だが、正論を振りかざし職を転々とする夫・太郎。その鬱憤の捌け口としての暴力に耐え続ける妻・理子。理子はDVカウンセリングで示された、夫が加害者で妻が被害者という単純な図式に違和感を抱く。何が夫を狂わすのか。なぜ夫を心の底から憎めないのか。溢れ出す悲しみの果てに見出した、ある夫婦の究極の愛のかたち。DVの根本を問い、極限の愛を描く長編小説。
著者等紹介
佐藤ひかる[サトウヒカル]
宮城県出身。大学教授秘書や青少年・シニア団体コーディネーター・保母・相談員として活動。現在、介護生活中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 日本金属器出現期の研究