内容説明
脳を知ると他人の個性を理解でき、自分の個性が見えてくる。医師として50年。人体・医学に長年向き合ってきた著者が解説する「人間の脳」のしくみと知られざる可能性。
目次
第1章 「個性」が求められる現代―「自分らしさ」に悩む若者たち(村社会の中で育まれた日本人の「没個性」;ネット社会が生み出した「世間」という化け物 ほか)
第2章 「自分らしさ」の背景を探る 人間と脳の関係とは?(一つとして同じ脳は存在しない;脳のしくみと機能を知るためには、「脳科学」からのアプローチが必要 ほか)
第3章 脳は百人百様 脳を知ると、他人の個性を理解でき、自分の個性が見えてくる(同じものでもその見え方、聞こえ方、感じ方は人によって千差万別;種を超えれば、見える世界はさらに違う ほか)
第4章 さまざまな感情は脳が生み出している 脳を知れば、心をコントロールし自分らしさを保つことができる(心はどこにあるのか 古代から続く心の場所探し;人の感情は学習によって生まれる ほか)
第5章 脳を知り、自分らしく生きれば、人生を楽しむことができる(自分らしさを大事にするとは、自分の感情を大事にすること;理系脳を育てると争いごとは減る ほか)
著者等紹介
川村一彦[カワムラカズヒコ]
医学博士。1942年生まれ。1968年、日本医科大学卒業。1972年、日本医科大学大学院修了。胸部外科講師。栃木県県南総合病院病院長等を経て、2004年1月より神奈川県相模原市の慢性期病院に勤務し、診療部長を務める。2007年、赤字続きで巨額の負債を抱えていた同病院の理事長に就任。経営経験はゼロであったにもかかわらず、「正義の医療」を旗印に、経営の健全化と「最期まで力を尽くす医療」を実現。その姿勢は多くの医療従事者、経営者、ビジネスパーソンから支持を集めている。2018年12月末、同病院の経営を引退し、事業承継。2019年3月末、医師を退職する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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