内容説明
東京が撃たれている―幼い夕子は疎開先で、東京が夕焼けとは違う赤い空に覆われているのを見ていた。終戦後、東京に戻った夕子は女学校に通い、清らかで美しい女性へと成長していった。避暑地で知り合った御曹司との再会。彼に贈られたファイヤーオパールのネックレス。しかし彼が本当に望んでいたのは夕子との結婚ではなかった…。純粋に生きるが故、運命に翻弄され続けた夕子が最後に手にした幸福とは。
著者等紹介
米田早知子[ヨネダサチコ]
1939年12月、東京都荒川区生まれ。東京成徳中学、高等学校卒業。文化服装学院師範科卒業。23歳で結婚、3児を授かる。33歳で夫の郷里、大分県大分市に転居して現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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