内容説明
エボラ出血熱の猛威、いつまでも始まらない入札…降りかかる幾多の困難。乳幼児のおよそ10人に1人が感染症で死に至るアフリカ・ウガンダで、日本の衛生用品メーカーが挑んだビジネスとは。第1回ジャパンSDGsアワード受賞企業。
目次
プロローグ 2009年10月15日―すべては「世界手洗いの日」から始まった
第1章 初めての視察で目にした現実―感染症によって乳幼児の10人に1人が亡くなる国、アフリカの真珠「ウガンダ」
第2章 ウガンダの衛生環境向上を目指して―「薬用石鹸液」で戦後日本の感染症撲滅を目指し創業したサラヤの使命感が再び沸き起こる
第3章 わずか3人で始まった「サラヤ イースト アフリカ」の奮闘―1万1300km離れた異国で出会った日本人とウガンダ人との協働
第4章 混沌の地で始まったゼロからのチャレンジ―水の不足する土地で「手指衛生」を広めることができるのか?
第5章 日本とアフリカ、それぞれの地での葛藤―脱却できない赤字構造、始まらない入札にどう立ち向かうのか?
第6章 「手指消毒」のことが「サラヤ」と呼ばれた日―サステナブルな支援を目指してチャリティーからビジネスへの転換
エピローグ ビジネスに必要なのは「情熱」―さらなるプロジェクトの始動
“寄稿”熊野の清流を原点として(村上龍)
著者等紹介
田島隆雄[タジマタカオ]
1975年生まれ。帰国子女として東京都で育つ。早稲田大学卒業後、一年間の会社員生活を経てフリーライターになる。企業本を多数執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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