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内容説明
高齢者が、着替えが困難になる、ものを組み立てることができなくなる、言葉が出てこないなど、日常生活上の異変を訴えた場合、多くは認知症と判断される。脳神経外科・リハビリテーション専門医として長年臨床治療に携わってきた著者は、こうした症状の中に、「高次脳機能障害」が含まれると指摘。適切な診断と治療により、本人や身近で見守る者の負担、不安を軽減することができるとして、特に認知症と間違われやすい症状、認知症との違い、大脳の構造や機能を、豊富な実例と図表で優しく解説する。
目次
第1章 認知症と間違われやすい高次脳機能障害(理解したい高齢者と高次脳機能障害;認知症と間違われた事例;認知症状を呈する疾患について;私は本当に認知症なのかな?;補足:若年者の高次脳機能障害の特徴)
第2章 大脳と高次脳機能障害と認知症の関連(大脳皮質と高次脳機能障害の概略;認知症の概略;加齢による高齢者の脳の変化)
第3章 大脳の構造と機能の概略(大脳の表面の構造について;大脳の内部の構造と機能の概略)
著者等紹介
今村義典[イマムラヨシノリ]
医学博士。1941年生まれ。1964年北海道大学中退、弘前大学転入学。1971年弘前大学医学部卒業。1975年弘前大学大学院医学研究科卒業・医学博士号取得。弘前大学・講師就任。1977年国立弘前病院脳神経外科厚生技官・医長就任。1987年産業医科大学リハビリテーション医学講座・助教授就任。1993年(医)共和会南小倉病院・院長就任。2000年(医)ちゅうざん病院・院長・理事長就任。2001年沖縄県リハビリテーション支援センター長委嘱。デンマーク・イギリスにて地域リハビリテーション研修全国地域リハビリテーション支援事業連絡協議会理事委嘱。2011年医療法人ちゅうざん会退職。岩手県立高田病院災害支援非常勤嘱託医開始。2015年帝京大学福岡医療技術学部・教授就任。2016年(医)羅寿久会浅木病院非常勤医勤務。2018年退職。専門分野:視覚・間脳の実験解剖学、実験用脳室鏡開発、脳神経外科一般、不随意運動・パーキンソン病・頑痛症等の定位脳手術、中枢神経障害のリハビリテーション医学、地域リハビリテーション、東洋医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。