内容説明
この戦争は一体何だったのだろうか。国のために尽くすことへの憧れと共に日本陸軍に入った杉井謙一。しかし、彼を待っていたものは、人命無視の作戦計画、異常なまでの管理主義、軍隊という組織の持つ耐え難い矛盾など、想像を絶するものだった。戦争によって青春を犠牲にした青年将校の慟哭の物語。
著者等紹介
前田隆平［マエダリュウヘイ］
全日本空輪株式会社取締役。ＡＮＡホールディングス株式会社常勤顧問。１９５４年静岡県静岡市生まれ。１９７７年東京大学法学部卒、同年運輸省入省。国土交通省航空局長、国際統括官、駐スイス特命全権大使を経て２０１６年７月より現職。国土交通省では航空分野での経験が長く、オープンスカイ政策の推進、羽田空港の国際化などを手掛けた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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八百蔵
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戦記小説。元国交省でANAの役員の作者が、父が残した記録を元にした日中戦争の本。 元官僚だけに論理的かつ無駄のない正確な文章であるが、論理的すぎて読むのに疲れるところはある。 内容的には、令和の時代から戦争を見たらこうだろうが、当時こんなことを考えたのか?という疑問符がつく場所が多々ある。また、主人公が清廉で高潔すぎて現実感が薄い。 2019/12/25
