内容説明
全社を挙げて粗利「だけ」を追う意識を社員に叩き込め!月にたった1時間、顧問企業の会議に出るだけで100%業績を改善させてきたコンサルタントが、会社を伸ばすための最もシンプルな方法を初公開!建設業、卸売業、製造業…経営者必読の一書!
目次
第1章 会社が陥る「売上中毒」いくら仕事があってもまったく利益が残らない
第2章 粗利「だけ」目標にすれば業績は上がる
第3章 粗利「だけ」見る姿勢を定例会議で社員に叩き込め!
第4章 徹底した粗利管理を行うための会議資料作成のコツ
第5章 たった1時間で社員を「粗利追求体質」に変える会議運営術
第6章 「粗利改善」で驚異的な業績向上を果たした事例
著者等紹介
中西宏一[ナカニシコウイチ]
株式会社k・コンサルティングオフィス代表取締役。昭和42年石川県金沢市生まれ。法政大学文学部卒業後、建材商社と大手コンサルティングファームを経て経営コンサルタントとして独立。建設業界の業績改善を強みとして、顧問企業の90%以上を2年以内に劇的な業績向上に導いてきた。現在は建設業以外にも卸売業、製造業など28もの顧問企業を全国に抱えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空のかなた
16
「売上至上主義」の経営のリスクを分かりやすくまとまっている。新規顧客を得るためのコストは、既存顧客のリピートに掛かるコストの5倍かかるという「1:5の法則」。また少額の取引だからという売り上げの観点からだけで判断する売上至上主義のリスク。それを粗利会議に変貌させる。まず現状の粗利獲得額を確認し、残りの期間でどれだけの粗利が必要になるのか意識統一する。今後9割の確率で獲得できる取引なら粗利獲得実績に計上する。7-5割の確率の取引、5割以下の獲得可能性の取引に分け期末までにどれを優先するか絞り込む。2024/04/16
トムトム
9
粗利を生み出す仕組みが シンプルに書かれていた。 赤字脱却の強い味方を得たような 嬉しい気持ちになった。 明日会社へ行ったら 早速利益進捗管理表を 作成してみようと思う。2019/01/27
miyatatsu
5
当期純利益ではなく、粗利を住する考え方がいかに重要か理解できました。またPLを下から読み解く必要性を感じました。2019/02/17
たく26
3
売り上げよりも利益が大事なのは当たり前だし、利益率が少ない仕事はやらないって選択肢もわかります。でもやはり断るのもな…と思い全然ありがたくない仕事、正直寝てた方が赤字にならないだけマシな仕事も時にやっています。恩人や好きな人以外からはそんな赤字仕事はバーンと見積りで高くして断ってみるか。2020/07/05
めっさん
3
コンサルに活かせないかと思い購入。 会社に必要なのは売上ではなく最後に残る利益であり、それを残すためには粗利を見て経営戦略をたてるのが良いことが分かりました。 業種によって売上になるもの、売上原価となるものも違いますしその辺りの理解を深める必要を感じました。 私は税理士事務所職員ですが、利益が残る=税金が増える なので利益と税金の関係性をしっかりと考え伝え、顧問先の経営状況が良くなるよう努めていきたいと思いました。2020/03/14