内容説明
芝崎晃一は大学卒業後浪人してまで挑んだ大学院進学に挫折し、中学教師に内定はしたものの無気力な生活を送っていた。しかし、アルバイト先のデパートの人形売り場での同僚・先輩、箏教師の客・有村蓉子との出会いと別れが、晃一をしだいに変えていく。高度成長期末期の若者が織り成す蹉跌の日々を描く。
著者等紹介
星弘太郎[ホシコウタロウ]
1951年埼玉県生まれ。1976年学習院大学卒業後、埼玉県内の公立中学・高校の教員となる。1996年東京学芸大学大学院修士課程修了。2018年現在、私立大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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