内容説明
現役の眼科医が魅了された、ある“天才”の驚異の人生。ルイ十五世の王付き眼科医、ジャック・ダヴィエルが生涯をかけて追い求めた「見える」ための不断の努力に、二十一世紀の私たちの胸をも打つ壮大なストーリーがあった―。知られざる白内障手術の歴史を読み解く。フランス啓蒙時代（十八世紀）。ノルマンディー地方の質素な家庭に生まれた一人の男が医学界における最大級の名誉を得るまでの挑戦と成功の軌跡。
目次
第１章 青春時代
第２章 プロヴァンス地方のペスト流行時代
第３章 眼科学の独立と宣伝
第４章 新たな手術法の公式な誕生
第５章 栄光の頂点
第６章 ジャックの晩年
著者等紹介
〓田嶺次郎［ハマダレイジロウ］
１９４４年生まれ。１９６３年暁星学園高等学校卒業。１９６９年東京医科大学卒業後、同年に眼科学教室に入局。１９７１年から１９７３年、パリ大学医学部に在学。パリのオテル・ディユー病院にて眼科外国人レジデントとして勤務。１９８１年より東京都杉並区の浜田眼科医院院長。日本眼科学会専門医、医学博士、日仏医学会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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