教養としての「芸術」入門

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  • サイズ B40判/ページ数 195p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344918856
  • NDC分類 704
  • Cコード C0071

内容説明

「芸術」の教養がないと国際社会で恥をかく!銀座のギャラリーの代表が解説。初心者でも楽しみながら学べる、はじめての「芸術」ガイド。

目次

第1章 日本人は「芸術」への関心が不足している(日本企業が推し進める「グローバル化」;「グローバル・コミュニケーション」に苦戦する現実 ほか)
第2章 「芸術」は世界共通の“コミュニケーションツール”(芸術の効果1 思いや考えを言語化する「表現力」が身に付く;芸術の効果2 「多様性」を受け入れられるようになる ほか)
第3章 展覧会へ行く、作品を買う…etc.「芸術」のたしなみ方(芸術は「勉強する」のではなく「触れる」もの;「絵画」や「立体表現」の魅力とは? ほか)
第4章 実例として見る現代のアーティストたち(星の数ほどいる「アーティスト」のなかで;鈴木紀和子(日本画)Kiwako Suzuki ほか)
第5章 国籍や言葉の壁を越えて人をつなぐ「芸術」の無限の可能性(「美術商」としての想い;「三方良し」の大切さ ほか)

著者等紹介

山田聖子[ヤマダセイコ]
靖山画廊代表。共立女子短期大学卒業。出版社や企画会社を経て、1996年に株式会社アートジャパンを設立。東京は銀座に「靖山画廊」を構える。その審美眼により数々の新進気鋭作家を発掘し、多数の展覧会を手掛ける。トレンドを押さえた催事を企画したり、銀座の画廊を気軽に楽しめる「画廊の夜会」「クリスマスアートフェスタ」などを主催する銀座ギャラリーズの理事長を務めたりと、一般に敷居の高いイメージがある芸術の魅力を日本中に広めるべく奔走中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bluemint

8
著者が芸術を生業とする方ということもあり、最近「美術展の不都合な真実」を読んだので美術展の勧めの項目は素直に受け取れなかった。しかし、ギャラリーの役割や活動の紹介以上に、著者の経営者としての心構えなどは心に残った。決して出し惜しみをしてはいけない、そうするとそれ以上のものは自分からは生まれなくなる。人相が変わったら即やめなさい。自分の行動を決める基準(基礎基準)を高く持て。など、主にお母様から受け継いだ考え方のようだが、著者の高潔さを感じた。推薦された「横須賀美術館」へ行ってみよう。2020/08/04

奏市

8
さらっと軽く読める、もっと芸術に興味持とうという内容の書。学生時代も社会人なりたての頃も、芸術を専攻していなかったが、縁あってギャラリーオーナーとなった著者。美術商とか憧れるけど、そうそう簡単にはいかんだろうなと想像する。グローバルビジネスで上手く渡り歩く為に芸術の教養を身につけないととの指摘には、そうだろうとは思うけど、絵を楽しむとか目的なくやってる身としては、そんな大仰に構えなくても…と考えてしまう。教養とは思いやりとの主張にはなるほどと思った。チェーホフや養老孟司も同様のことを記しているとのこと。2019/09/07

PG

6
美術商の筆者が、芸術に触れると良い理由とその方法について纏めた本。日本は展覧会の入場者数が世界上位である割に芸術への敷居が高く、筆者はこの事実に警鐘を鳴らす。筆者曰く「教養=思いやり」であり、これは国際社会におけるコミュニケーション能力を高めてくれる。性別、国籍など自分とは異なる相手の心を察して行動する為には想像力や表現力など様々な力が必要である。従って、経験や学習により様々な力を身につけた「教養人」ほど柔軟で思いやりある行動ができる。この考え方は目新しく、教養を身につける積極的な理由となり得ると感じた。2018/09/23

舟華

5
乱暴にまとめると「芸術は教養にもなるしコミュニケーションツールにもなるよ!」って感じ。ポンコツながらも芸術方面に関わりを持ち始めてだいぶ経ってきた身としては「日本人の芸術に対するハードルが(ビビるほど)高い」という事がとても分かる。そしてそれが悔しいほどに分かってしまう。著者が専門の勉強をしてギャラリストになったわけではなく全くの門外漢から画廊を営み成功してきた人だという背景に私はとても救われた。2022/07/12

じゅんじゅん

5
美意識を高めたいと思い、芸術を嗜みたい。しかし、方法がわからない。そんなときにタイトルを見て手に取った。芸術の嗜み方として、さまざまな方法を紹介してあり、自分に合うものが見つかる。時間が比較的取りやすい今は国内外の美術館に足を運ぼうと思った。 また、実際に作品を紹介しているページは紙質をこだわっており綺麗に作品を鑑賞できる。作者の方の美意識の高さが伺える。また、著者の作品への説明と感想も書いてあるので、鑑賞の仕方の具体例も知ることができた。銀座に著者の画廊があるようなので行こうと思った。2018/11/26

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