内容説明
相続でもめたあげく、兄弟姉妹が憎しみ合い、絶縁状態になってしまうことは多い。実際、相続炎上の火種はどこにあるかわからないものだ。本書では、「そんなことがきっかけでもめるのか」というエピソードを紹介。いずれも一般家庭の話である。登場人物たちの振る舞いや言動の中に、トラブル対策のヒントを見出していく。
目次
序章 妬み、憎しみ、いがみ合い…「炎上する相続」は誰にでも起こりうる
1 父の再婚相手が相続権を主張!晩年の恋が招いた親子の亀裂
2 俺の取り分を増やしてくれ!次男の強欲が招いた一家離散
3 兄が相続税を支払わずに国外逃亡!後始末に奔走する家族と絶縁状態に
4 家業を手伝わない義姉 激怒した妹が相続やり直しを要求
5 母の愛は優しさか、甘やかしか―兄と姉の板ばさみになった弟
6 姉たちが住まいの売却を要求!脅かされる穏やかな日常
著者等紹介
〓野眞弓[タカノマユミ]
税理士法人アイエスティーパートナーズ代表社員。東京・浅草生まれ。國學院大學経済学部卒業。日本大学大学院・慶應義塾大学大学院修了。又野税務会計事務所勤務を経て、1975年に独立、税理士高野眞弓事務所を立ち上げ、多種多様な業種・業態の企業の顧問税理士を務める。事業規模拡大に伴い、2016年6月に税理士法人アイエスティーパートナーズを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すこにゃん
14
なるほどね。相続税が課税されなくても相続は必ず発生しますよね。世間で揉めそうな事案をケースレポート形式で解説しています。それなりに面白くてすぐ読めるんですけど希薄。フォントが大きく行間も空いててどうでもいい内容も目立つような・・。2018/07/09
aochama
0
相続でのトラブル事例を税理士がドラマ風に説明。相続方針を話し合う、家族相互の感情を配慮、遺言書の準備などの重要性を訴えます。ややドラマに傾倒しすぎて解説部分が薄めなのが残念。実話に基づいたものなので、読むだけなら楽しめます。人の不幸はってやつですね。2019/10/26
YU Mori
0
会社を経営する祖父に何かあった時に少しでも知識として知っておきたくて手に取った一冊でした。結果的には、会社の顧問の弁護士や税理士さんを頼るのが良いと分かりました。全て準備することはないけれど、一冊読むくらいはしておいても良いかもしれないと思いました。この本自体は、物語調で、読みやすい本でした!2024/09/16
みいこ
0
★★★★★2023/05/20
b85m pro
0
著者は女性の名前だけど、作中の税理士先生のしゃべりがおっさんなので、妖怪人間ベムのベラのような強い女性の税理士をイメージしたが、最後の方で、作中の税理士先生は男という設定であることがわかった。文章は、小説風で、素人っぽいのが気になった。2018/07/21