内容説明
髪が黒くて、いつも黒い服を着ていた「黒おばさん」は子どもたちが聞きたいようなおもしろいお話をいろいろしてくれたので子どもたちはおばさんが大好きでした。19世紀にお話し上手なドイツのおばさんがつくりだした愛すべきメルヘン集。待望の日本語初翻訳!
著者等紹介
中村茂子[ナカムラシゲコ]
1947年生まれ。1970年上智大学外国語学部卒業。2015年慶應義塾大学文学部卒業
齋藤太郎[サイトウタロウ]
慶應義塾大学文学部教授(独文学)。1985年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
7
図書館本。子どものためのメルヘンと物語と副題がついて子どもの本棚にあった。1848年の刊行だから日本なら江戸時代の終わりごろか。黒髪の叔母さんが、甥っ子姪っ子に手紙で送ったおはなしたち。子どもの頃に読んだらば、「神」や「祈り」の近さを不思議に感じたろうか。この冬はくるみ割りを探してみることにする。2018/11/20
ちゅう
4
題名で、ホラーと思い込んでいました。黒おばさんは、黒髪で、黒いドレスをきているおばさんで、子ども達に、いつもお話をしてあげています。ある日おばさんは、インクスタンドが置いてあるのに気づきました。インク壺から小人が出て来て、たくさんお話をしました。子ども達にお話するために、おばさんは話を書き留めました。ドイツの童話で、挿絵も雰囲気があります。最後のくるみ割りと砂糖姫は、長編。 2020/03/20
L_apis
2
面白かった!ペローのお話を読んだあとだから余計にか、ふんわりと楽しんで読むことができた。インクスタンドから出てきた小人のお話を黒おばさんが綴ったお話たち。「ハンヒェンと妖精たち」「ウンカ姫」「くるみ割りと砂糖姫」のお話が好きかな。こんなお話たちを語られたら語り部のこともお話自体も大好きになっちゃうと思う。2024/10/06
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