内容説明
死者八名、重軽傷者三八五名。昭和四十九年(一九七四)八月三十日、金曜日午後零時四十五分「東アジア反日武装戦戦『狼』」と名乗る赤軍派による三菱重工ビル爆破事件。遭遇した三菱重工社員の著者が活写する日本最大の無差別爆弾テロ。
著者等紹介
宗像善樹[ムナカタヨシキ]
昭和18年(1943)1月埼玉県さいたま市(旧浦和市)生まれ。昭和43年(1968)3月早稲田大学大学院修士課程修了。昭和45年(1970)4月三菱重工業株式会社入社。平成17年(2005)6月関東菱重興産株式会社退社。所属団体:咸臨丸子孫の会会員。心美人開運村『日本文芸学院』会員。幕末史研究会会員。全国歴史研究会会員。幕末史を見直す会会員。NPO法人江戸連会員。長崎楽会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヘタ
6
門田ちゃんのは警察目線での連続爆破テロ事件。福井ちゃんのは新聞記者目線。そしてこの宗像ちゃんのは、三菱重工本社ビル内で被害にあわれた方目線。2024/02/27
CD
1
かつて「爆風」という名前で発行されていたらしい本の再発行版 1974年に極左暴力集団によって三菱重工本社が爆破された史実をもとにした小説 爆破前後のリアルな人間模様と現場の様子が記録されている 今でこそ、技術力不足と不祥事のオンパレードで恥ずかしいイメージの三菱グループだが、さすがにこの時代の三菱は気骨のある一流の人材がそろっていたのだと感じる 警察や消防の活躍も素晴らしい 今の時代同じことが起こってもこれより高いレベルで対応できるのだろうか2021/09/12
ロバーツ
0
命を軽々しく弄ぶ赤軍派は許さない。2023/12/07