内容説明
その日、19歳の戸田沙也加は憧れの舞台に立っていた。隣にはちょっと厄介な相方、秋実。『お笑い新人グランプリ』の決勝戦だった。夢をつかもうと、もがき、苦しむ沙也加は、友情に悩み、恋に揺れる日々の中、いつしか芸能界の波に翻弄されていく―。本当の成功とは何か。今大切にしなければならないものとは何か。ひたむきに生きる主人公が、答えのない問いにぶつかりながら切なくも美しい青春を駆け抜ける。笑いにかける主人公が、もがき、苦しみ、見つけたもの―まっすぐ刺さる、エキセントリック青春小説。
著者等紹介
猫町鈴[ネコマチスズ]
兵庫県生まれ。学生時代から関西のテレビ・ラジオ番組でアシスタントやリポーターを経験。現在は一般社団法人の代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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