内容説明
元女優で中年にさしかかった脚本家・サーキーは、映画会社重役の恋人・英次に求婚されるが結婚にためらいを感じていた。そんな日常のなかで彼女は守一という美しい青年と出会い、彼を映画スターに育て上げることを決意する。古き良き映画の名場面がちりばめられた小説。フランソワーズ・サガンをこよなく愛する著者によるオマージュ作品。
著者等紹介
石藏拓［イシクラヒラキ］
福岡県大牟田市出身。早稲田大学卒業後、システムエンジニアになり、現在は映画ブログ屋。著書には村上サガン名義もある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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石藏拓
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アマゾン講評～元女優で中年にさしかかった脚本家・サーキーは、目の前に突如として現れた守一という美しい青年と同居することになる。 そして、彼に才能を感じたサーキーは、映画スターに育て上げることを決意する。 しかし、彼には重大な秘密があった・・・・・・。 ラストまで一気に読ませる、技巧の凝らされた作品 2018/09/11
田中昭子
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最後まで一気に読みました。 映画を見ているような場面、場面。 私は主人公である、サーキーになってました。 主人公の語りでの文章運び。 最後まで楽しめました。 大人の恋とは？その結末は？2018/12/17
Toyoko Ide
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筆者ご自身がまるで、、、「パリ在住の作家さんみたい」2018/12/09
上原敬也
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とてもエレガントなヒロインの語りによる、平易且つワンセンテンスが短くしつこくない文体。 洋画についてとても精通なさっている著者の、物語の細部まで散りばめられている洋画に対しての博識さ。 読み手の期待を二転三転と裏切るクライマックスでの実に秀逸などんでん返し。 推敲に推敲を重ね削ぎ落としたと思われる全く癖と贅肉のない、〝美しい文章〟 終始作品全体からは、フルーティーなコロンが香り続けている、〝アロマセラピー〟効果が高いと言っても言い過ぎではない、 一冊です…。2018/12/06
Sandra
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読者をいい意味で裏切る スタイリッシュな本。 読みやすい文字間、オシャレな表紙。 読み返して2度目はらサラリとセリフを楽しみたくなります。 映画化されたら、ドラマ化されたらなんて想像してる自分がいました。 2018/11/01
