内容説明
「あれはあれ、これはこれ」の精神で、見えてくるのは明るい未来。経済の不安、各地で瀕発するテロ行為、脅かされる世界平和―辛い世の中を生き抜くために必要なことは、日本独自の宗教観だった。空海の教えから世界の問題を紐解く、新しい密教の入門書。
目次
序章 なぜ、空海なのか
提案の章 知価社会で求められる自利利他の生き方
第1章 現在の社会に何が起こっているのか
第2章 アメリカは宗教国家
第3章 日本人は日本教教徒
第4章 宗教と経済活動
第5章 密教入門
第6章 戒を考える章と善巧方便
第7章 「欲」を肯定する眞言密教を考える章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西
19
うーん、空海について書かれているということだけで読み始めたものの、ところどころに出てくる著者の政治的思想、道徳的記述に辟易とする部分あり。私の読解力の無さ、知識の無さが主要な要因だけど、話が急に飛ぶように感じる部分もあり、もう少し推敲してから出版すべきでは、と思った。2018/05/20
Po
0
空海の本というより宗教の話だったように思う。イスラムとキリスト教がなぜ対立するのか、密教がその解決策になるのではないか、という内容だったが、色々な宗教のことが学べて面白かった。2019/12/12