心の結び目―日本の詩がつなぐ三世代の絆

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344915732
  • NDC分類 911.04
  • Cコード C0095

内容説明

父親の転勤で台湾に生まれ、2歳から15歳までニューヨークで育った娘に、「日本人の心」を教えたい。大切なわが子のために、お母さんに何ができるのか。言葉を教えることはできるけれども、「心の教育」なんて難しい…。悩んだ末に思いついたのが、日本語の結晶である「詩」の感想を親子三世代で伝え合うことだった。おばあちゃんから孫へ、母から娘へ贈る言葉のプレゼント。海外で暮らす家族にこそ読んでほしい、心温まるエッセイ集。

目次

第1章 「今」と「昔」(「渡りかけて藻の花のぞく流れかな」野沢凡兆;「晩夏」木下夕爾 ほか)
第2章 日本人の心(「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」石川啄木;「金亀虫擲つ闇の深さかな」高浜虚子 ほか)
第3章 自然の恵(「うらうらに照れる春日にひばり上がり心悲しもひとりし思へば」大伴家持;「菜の花や月は東に日は西に」与謝蕪村 ほか)
第4章 生きること(「雨ニモマケズ」宮沢賢治;「秋風や模様のちがふ皿二つ」原石鼎 ほか)

著者等紹介

春日寛子[カスガヒロコ]
秋田市出身。当時の羽田国際空港、京都東本願寺に勤務。その後真宗大谷派開教使妻としてハワイに転勤。7年の滞在ののち、帰国後は真宗大谷派寺院の坊守、また院内の英語塾講師として活躍

春日真樹[カスガマキ]
ハワイ生まれ。新潟県加茂市育ち。早稲田大学第一文学部卒業後、コーネル大学大学院でアジア研究およびヒューマンエコロジーを専修。ニューヨーク在住17年。バイエル薬品株式会社、株式会社電通ニューヨーク、米系弁護士事務所にて勤務後、夫の転勤で2015年から上海に移住

春日かれん[カスガカレン]
2000年台湾台北生まれ、ニューヨーク育ち。高校1年生までニューヨーク郊外ウエストチェスター郡アズレー高校に在籍。週末はニューヨーク補習授業校にて日本語を学ぶ。クラシックバレエ歴10年。2015年夏から上海に移住。上海アメリカンスクールに通う高校3年生。日本語、英語、中国語堪能(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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