内容説明
街頭チラシ配り、ホストクラブ、ポーカー屋…仕事を転々として稼ぎを増やしつつも危険と隣り合わせの日。歌舞伎町は悪の巣窟か、それとも義理人情あふれるユートピアか!?渾身の完全ノンフィクション。
目次
第1章 借金地獄
第2章 東京―未知の世界へ
第3章 取るか取られるか
第4章 生きるか死ぬか
第5章 嗚呼、新宿歌舞伎町!
著者等紹介
川嶋謙一[カワシマケンイチ]
1959年新潟県生まれ、福島県育ち。9歳で父親を亡くし母親に育てられる。高校卒業し国鉄に入社、二足のわらじで儲けようと20歳の時、喫茶ジョンレノンを経営するも失敗し借金地獄に落ちる。自己破産と云う手段が有る事を知り自己破産。破産しても飛ばない借金返済の為、家族を残しバイクで新宿歌舞伎町へ…その後、苦節30年、新宿にある(株)未来投資不動産の代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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toshokan-no-hito
4
オビの惹句に「渾身の完全ノンフィクション」とあるがまさにその通りの本でした。私と著者は同じ新潟県民、同じバブル時期に東京で日を過ごしていたわけだが、私は呑気な大学生、著者は自己破産して娘を田舎に残し、単身上京して歌舞伎町でゴミクズのような日々を送っていた。稚拙な文章がなるほどゴーストではない著者の自筆なのだろうと思わせる。しかもこの迫力!2018/06/09
松村 訓明(まつむら のりあき)
2
家族思いの筆者が数多くの困難を乗り越え、借金を返していく姿に深い感銘を受けました。筆者は、国鉄(JRの前身)に勤務していたものの、事業の失敗により借金を背負ってしまい、借金を返すため報酬の多い歌舞伎町で働くために上京し、ホストとして勤務したり、テイッシュ配りや男性相手に体を売るお店でも勤務し、最後にはポーカーのお店で店長として働き、無事に借金が返済されるようになりました。借金の返済までの間、やくざから追われ、ビルの2階のトイレの窓から飛び降りたり、2022/10/30
sec_win
2
泣いて笑って心が痛くなりました。とにかく面白かった! 最高でした、でもエロ小説の様で興奮したよね〜2018/03/02