風景の鼓動―人生は旅、驚きと発見は心の友

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344915152
  • NDC分類 293.5
  • Cコード C0030

内容説明

外交官として世界各地を駆け回った著者は、何を体験し、何に感動したのか。歴史と文化への強いまなざしをもって、外交裏話、風景現象について率直に語りかける…。人と風景の生きた心の交流を綴った、新鮮な知覚で斬新なスタイルの紀行エッセイ。

目次

第1章 フランス紀行―パリの風景と歴史(パリの魅力―エッフェル塔と万国博覧会、BIE会議への出席;パリ夜景の景観―見事な街灯、直線的統一美にこだわったオスマン知事の改革;渦巻き状の模様とパリの起源―祖先たるケルト人の美術的感覚とセーヌ川の重要性 ほか)
第2章 シンガポール紀行―現代の奇跡、大国並みの経済力と抑止力(赤道直下でも海の有利性とエアコンを生かし、基幹産業の誘致育成に成功―最新鋭の工場(セイコー、経済協力による住友化学の石油化学産業)大型タンカーも往来する臨海工業地帯
現代文明の最先端へ走る基盤としてのインフラの近代化―国際空港、国際金融センター、風景に現れた英国伝統の評価
水面下で米国と密接な連携による断トツの抑止力―米国による自由な基地使用、ミサイル200基、長距離爆撃機・戦車の保有など ほか)
第3章 イタリア紀行―ローマ文明の遺産と風光明媚を誇る(地中海の真珠、カプリ島―青の洞窟とローマ時代からの高級リゾート地:白いカモメ、白いヨット、白い別荘;イタリアの典型的な絶壁と景観美を誇る、カプリ島―白亜紀の山と紺碧のアドリア海;港湾都市繁栄のプロセス―地中海文明(ナポリ、ベネチア)からアラブ文明(イスタンブール)、東西文明の十字路(シンガポール)へ ほか)

著者等紹介

石河正夫[イシカワマサオ]
愛媛県松山市生まれ。松山南高校卒。1960年京都大学法学部卒業後、外務省入省。本省では、北米局にて沖縄返還交渉、経済局にて、対米国経済問題、G7サミット(特に、1979年の東京サミット)、科学万博(国際博覧会条約の第3次改正のための事務や国会承認への根回し、パリでの国際会議への出席等)、領事移住部にて、対共産圏先端技術流出防止、等の仕事に携わる。在外では、米国(ワシントンDC、シカゴ)、アジア(シンガポール、ネパール、パキスタン)等の公館に勤める。1999年3月、駐パキスタン・カラチ総領事を退任。4月より明海大学客員教授(国際政治、日本外交等を担当)として2007年3月まで勤める。日本国際問題研究所、霞関会、日本シンガポール協会等の会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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みみりん

3
図書館で表紙にひかれて手に取ってみました。「人生は旅、驚きと発見は心の友」というサブタイトルと装丁がうまい。著者は元外交官なので外交問題や日本の防衛についての内容も多く、旅の本だと思って手に取ったので途中眠くなってしまったところもあった。ただ外交官がどんなことを考えて仕事をしているのかが少しわかった。2019/09/21

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