もう一度、一緒にあの坂を

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もう一度、一緒にあの坂を

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344913509
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

「坂」を基軸に、文豪たちの心象を読み解く!亡き永岡義久氏を偲ぶ、ぶらり東京文学探訪記。明日にでも「あの坂」を訪れたくなる1冊。

目次

緒言
麻布の坂道―永井荷風の隠れ家と忍び路
飯倉の坂道―島崎藤村ゆかりの植木坂 若き詩人たちの出会い
赤坂福吉町の坂道―天璋院篤姫、貞明皇后、久保田万太郎ゆかりの赤坂福吉町
南麻布の坂道―光林寺にヒュースケンを弔う永井荷風
下町の坂道―幸田露伴、荷風ゆかりの地蔵坂
赤坂・四谷区境の坂道―ユリノキが美しい鮫河橋坂 今は幻、最暗黒の貧民窟
赤坂 霞坂 笄坂 霞町の無名坂―三島由紀夫『春の雪』 禁断の逢引きの宿、軍人下宿
四谷の坂道―三島由紀夫『仮面の告白』の原風景 紺の股引に惹かれた無名坂の出会い
小石川の坂道―千川筋吹上坂下の谷底 徳永直『太陽のない街』〔ほか〕

著者等紹介

永岡義久[ナガオカヨシヒサ]
昭和7年6月福岡市生まれ。小学校は諸所を転々、中学時は在名古屋。(終戦後上京、生涯転居23回)。学習院大学在学中から、川端康成・夏目漱石に傾倒。40年のサラリーマン生活を経て、定年後「読売カルチャーセンター」にて武田勝彦講師(早稲田大学名誉教授・比較文学)の文学講座に出逢い、同教授に私淑。その縁にて、文芸評論家として文藝春秋・公評などに論評を掲載。「坂」についての思い入れ深く、知友に日本坂学会会長・副会長があり、諸所の話を聞くのを楽しみとした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ワッピー

6
「東京35区地名辞典」から坂道エッセイへ移動。文士たちが暮らし、愛した古い東京をめぐる坂道ツアーズ。今からは想像もできないほど東京は緑多く、また泥道も、零細な家々も多かったことがわかります。今でも地形に残る道を辿りながら、かつて住んでいた人々の生活に思いを馳せる著者緒言の【坂の名前は、その時代の「生活・文化などを映す鏡」でもあった。】は、共感する人が多いのではないでしょうか?各エリアの地図付きですが、情報が多すぎて見にくいエリアもあるのは残念。本にQRコードをつけてクラウドで見せるとか、どうでしょう?2018/09/08

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