よみがえる飛騨の匠―地場産業を復活させる6つの改革

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344913240
  • NDC分類 583.7
  • Cコード C0034

内容説明

時代の変遷とともに、衰退の一途を辿る地場産業―。そんな中、地方ならではの強みを活かし、安定成長を続ける老舗木工家具メーカーがある。廃業寸前の赤字企業からV字回復を果たした経営者が明かす「稼ぐ企業」になるための改革とは。

目次

第1章 安価で高品質な量産品の脅威―古い経営体質からの脱却が求められる地場産業
第2章 伝統のものづくりを現代のビジネスへ―地場産業の強みを今に活かす改革とは
第3章 セオリーに反した「節材」の使用が新たな販路を切り開く―「マスマーケティング」から「コアマーケティング」へ(販売戦略の改革)
第4章 家具に不向きといわれたスギ材を新技術で活用―「常識と経験」から「開拓と挑戦」へ(製品開発の改革)
第5章 トヨタ生産方式を導入し生産性を向上―「職人の技の連鎖」から「自立型システム」へ(生産体制の改革)
第6章 緻密なカリキュラムで技術を伝承―「徒弟制度」から「学校教育」へ(後継者育成の改革)
第7章 グッドデザイン賞の獲得、ミラノ・サローネへの出品―「地域の特産品」から「世界の名品」へ(ブランディングの改革)
第8章 自治体との協業が呼び寄せた「伊勢志摩サミット」のメインテーブル製作依頼―「地域企業」から「世界企業」へ(地域プロモーションの改革)

著者等紹介

岡田贊三[オカダサンゾウ]
飛騨産業株式会社代表取締役社長。一般社団法人日本家具産業振興会副理事長。1943年、岐阜県高山市生まれ。1968年、立命館大学卒業。株式会社富士屋代表取締役社長、株式会社バロー代表取締役副社長などを務めた後、2000年、飛騨産業株式会社代表取締役社長に就任。社長就任からの14年間でそれまでの2倍となる年間売上50億円を達成。近年は、若手育成を目的とした飛騨職人学舎の設立、活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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doji

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地場産業としての家具メーカーがかつてはアメリカから輸入した木材で家具をつくったいた、というのが少なからずおどろきだった。柔らかく家具に向かないと言われたスギ材の利用や、節のある木材の家具、ジャストインタイムの採用など、経営手腕が会社を変えていく気持ちよさを感じられる本だと思う。2019/09/24

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