職業「民間警察」

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  • サイズ B40判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344912380
  • NDC分類 368
  • Cコード C0095

内容説明

ストーカー被害、行方不明者の捜索、ネットの誹謗中傷による損害…etc.警察が介入できない事件に立ち向かう仕事がある。「日本一正義感の強い男」が次々舞い込む困難な依頼に応えるリアル事件簿。

目次

1 使用済みパンティの謎―異物混入事件の犯行グループを特定
2 愛にすがる男、愛を忘れる女―ストーカー・浮気に苦しむ被害者たちの依頼
3 刑事の勘が活きたリハビリ潜入―探偵がサジを投げた超難関の人探し
4 俳優生命を脅かす暴力団との接点―過去をネタにゆする右翼組織との対決
5 身近に潜む顔のない犯人―ネットで中傷する投稿者を追う
6 弱きを助け、強きを挫く任侠の心―嫌がらせを続ける反社組織と交渉
7 クレームを呼び寄せる会社の実態―真っ当だったクレーマーの主張
8 ヤンキー魂が育む師弟愛―傍若無人な暴力団との縁切り

著者等紹介

佐々木保博[ササキヤスヒロ]
危機管理コンサルタント。昭和55年から埼玉県警察官として28年間勤務したのち、円満退職。その後、国会議員の公設第一秘書を経て、日本の慢性的な危機管理意識の欠如を痛感。警察では立ち入れないところの「正義」を実現するため「民間警察」として困った人のあらゆる悩みに解決策を提供する、株式会社セーフティ・プロを設立し、代表取締役に就任。警察OBの経験を生かしつつ、日々多様化するストーカー被害、反社会的勢力などによる暴力、家族の失踪など日常のあらゆるトラブルに対し、弁護士と違った角度から、常に相談者の気持ちを考えて適切な対応をアドバイスしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

53
元マル暴の刑事がまだ「事件」と認められず、警察が介入することの出来ないトラブルから被害者を救うために立ち上げた会社「セーフティーポリス」。そこに舞い込んだ、ストーカー被害、暴力団からの嫌がらせ、ネットの誹謗中傷によるトラブル等々を解決にまで導いた事件簿。元マル暴らしくヤクザや右翼にも引くことなく、被害者のために奔走する筆者は頼りがいがある。世代を感じるオヤジ感覚の文章も、ユーモアがあり面白かった。 2021/07/19

Tomomi Yazaki

15
警察が対応できない、相手にしてくれない「事件」を親身になって解決に導く。それが民間警察。元警察官が正義の元、設立した。公にしたくない事案もその範疇。文章は元刑事らしく断定的で、まるで調書のよう。とは言えちょっとしたユーモアも忘れない。解決に導く手法は常識的で極めて真っ当。怨みを買うこともなく思いの他スマート。懲らしめるとか、復讐するとか、ネガティブなこととは無縁な彼。武骨な元マル暴警部の優しさを垣間見ることができ、気持ちよく読み終えられる、素敵な一冊です。2021/07/07

ただぞぅ

9
警察が介入できない、したくない事件や相談や表沙汰にできない事案を解決する民間警察「SP」。28年間の警察で培われた捜査手腕や鋭い着目点から解決に繋げていく。すべては警察では立ち入れないところの「正義」を実現するため。ヤクザ、暴力団、チンピラ、右翼。それぞれの相手に対して交渉方法を変えていく能力は、さすがの一言に尽きる。正義を貫く難しさと知識があっても知恵がないとなし得ないこともあることを痛感した。2020/03/08

もかすけ

2
サスペンスかと思ってたらノンフィクションだった。やっぱ、元マル暴刑事は強いな。どんな職業にも人脈は必要です。2024/05/11

wakazukuri

2
警察小説かと思いきや元県警・マル暴担当の民間警察としての実話だった。面白く一気読みした。正義の味方、人情に厚く、面白味もある彼の語りは引き付けられた。単なる自慢だという書評もあるが、読みやすく、最後の話は胸が熱くなった。いいじゃない、こういう元気を貰える話なら。2018/02/06

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