病院崩壊

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344912267
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0095

内容説明

医療消費税、非課税のごまかし、複雑すぎる「診療報酬制度」、患者のためにならない徹底した医療費削減…etc.医療の平成維新―迫りくる超高齢社会に改革は待ったなし。医療の根深い問題と解決の糸口とは。

目次

第1章 医師不足、看護師不足、医療費削減、頻発する医療事故訴訟、赤字まみれの経営…崩壊への道を突き進む病院の現実
第2章 町の病院が次々と消えていく 現場無視の医療費削減で困難を極める病院経営
第3章 患者第一の病院ほど収益が悪化する事実―“いびつな”診療報酬制度によってムダな診療が助長される
第4章 日本の病院から「優れた医師」がいなくなる―医療従事者のスキルとモラルを低下させる現場の実態
第5章 「患者本位の医療」が正当に評価される診療報酬制度のあるべき姿とは?
第6章 民間主導の「地域包括ケアシステム」こそ、これからの高齢化社会の処方箋
エピローグ 民間病院から11の提言 医療平成維新―待ったなしの医療改革

著者等紹介

吉田静雄[ヨシダシズオ]
医学博士。1930年生まれ。1955年に大阪大学卒業後、フルブライト交換留学生として訪米。インターン外科レジデントとして5年間米国留学。帰国後、1965年より大阪労災病院にて外科医として勤めた後、1975年からは大阪厚生年金病院(現・JCHO大阪病院)にて外科部長として勤務。1985年、叔父の経営していた医療法人中央会尼崎中央病院理事長・院長に就任。その後も全日本病院協会常任理事・監事、日本医療機能評価機構評議員、兵庫県私立病院協会(現・兵庫県民間病院協会)理事・副会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

河童

5
問題山積です。あと数年で還暦を向かえる私にとって、お医者さんがお仕事しやすい環境が整わなければならないと思っております。なのにこれだけの問題を抱えて病院経営が危機に瀕していることに愕然とします。速やかに健全な医療体制が保持されることを望むものです。その為には我々国民の理解が必要ですね。2017/08/23

小豆姫

4
診療報酬改定の勉強で読んだ。たしかに、問題山積だ。2017/12/30

ミヒャエル・安吾

2
高齢者が医療を受けられなくなるのも近いな。今生きている人間は寝床で死ねるとは思わないように。2017/07/19

yurari

1
著者が医師のため、基本的に医師を守る提案が多い。医師や看護師が足りない、とあったが、病床が増えると医療費も増えるという話もあるし、リソースを単純に増やしたらそれだけ医療費も増えるのでは‥?優秀な人材を確保するために医学部の教授や病院の勤務医の給料をアメリカ並みの3倍位にすべきとも主張しているが現実的ではないと思う。物価の影響等を考えずにとりあえず米国、と主張しているようで納得できない。2022/01/24

シスコ

1
主張としては解るし、現状の問題点もその通りだが、やや医療の供給者側の論理に立ちすぎているように思える。2017/11/10

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