内容説明
「ブラックジャックによろしく」登場人物のモデルとなった医師が語りつくす。40年以上のキャリアを持つ、現役精神科医。その目に映る、日本のメンタルヘルスの「これまで」と「これから」。
目次
第1章 “講演”精神医療における現行の診療報酬制度を問う(疾病構造の変遷;現代社会における統合失調症患者 ほか)
第2章 精神医療の揺らぎ(“殺人の予兆”と“精神科医”;精神科医の度胸―私の体験から ほか)
第3章 精神病院の役割を問う(精神病院らしくない病院づくり;精神病院の役割について ほか)
第4章 「一億総活躍社会」のメンタルヘルスのこれから(「説得より納得」、そして自立へ―事例紹介の前に―事例中に登場する「夜間集会」について;出会い、そしてその後、切れ目のない関わりを!末さんの場合 ほか)
著者等紹介
西脇健三郎[ニシワキケンザブロウ]
医療法人志仁会西脇病院理事長・院長。1972年大阪医科大卒業、同年長崎大学医学部附属病院精神神経科医局入局、長崎県立東浦病院医長を経て、1982年に医療法人志仁会西脇病院理事長・院長に就任。漫画「ブラックジャックによろしく精神科編」のモデルとしても知られる。1947年長崎市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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