内容説明
極東国際軍事裁判「パール判事による不同意判決書」全文翻訳大公開。1945年9月2日、日本降伏。1948年11月12日、東京裁判結審。全てをみてきたインド代表判事の綴る、マッカーサーも恐れた“真実の意見書”。
目次
第1部 予備的法律問題
第2部 「侵略戦争」とは何か
第3部 証拠ならびに手続きに関する規則
第4部 全面的共同謀議
第5部 本裁判所の管轄権の範囲
第6部 厳密なる意味における戦争犯罪
第7部 勧告
著者等紹介
パール,ラダビノード[パール,ラダビノード] [Pal,Radhabinod]
インドの法律家、裁判官。1886年英領インド・ベンガル州クスティアに生まれる。苦学してカルカッタのプレジデンシー・カレッジにて数学を、その後、カルカッタ大学にて憲法を学ぶ。1941年にカルカッタ高等裁判所判事となる。1946年~1948年に東京裁判のインド代表判事を務める。1952年に国際連合の国際法委員会の委員となる。1958年と1962年の2回にわたり国連・国際法委員会の委員長となる。1957年にハーグの常設国際司法裁判所判事に就任した。1967年、カルカッタにて死去
都築陽太郎[ツズキヨウタロウ]
1960年名古屋市生まれ。幼時にインド・豪州・米テキサス州に住む。1983年に名古屋大学経済学部卒業。銀行に就職後、1988年にシカゴ大学で経営学修士号を取得。1989年に米国ケンタッキー州知事より名誉称号「大佐(Colonel)」を授与される。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。2児の父(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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