内容説明
いまさら聞けない「男はつらいよ」シリーズの魅力。黄金の方程式とは?
目次
第1章 基礎編 寅さんの履歴書
第2章 鑑賞編1 懐かしい寅さんの世界
第3章 鑑賞編2 寅さんの人間学
第4章 鑑賞編3 寅さんの“得意技”
第5章 鑑賞編4 マドンナ万華鏡
第6章 資料編 「男はつらいよ」全作品ガイド
著者等紹介
川本三郎[カワモトサブロウ]
1944年、東京生まれ。東京大学法学部卒。文芸評論家、映画評論家。朝日新聞社に入社。独立後は評論活動に専念。『荷風と東京「断腸亭日乗」私註』で読売文学賞、『大正幻影』でサントリー学芸賞
岡村直樹[オカムラナオキ]
1948年、東京生まれ。慶應義塾大学卒。旅行作家。文学、音楽、映画、歴史、絵画、鉄道などを切り口に文化諸相を掘り下げる
藤井勝彦[フジイカツヒコ]
1955年、大阪生まれ。歴史紀行作家・写真家。編集プロダクション・フリーポート企画代表を経て、2012年より著述業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わんつーろっく
10
知識ゼロではないけれど、永久保存版にしたい寅さん入門書。「男はつらいよ」は昔を大切にする。いい意味で、後ろ向きの映画である。はじめから古い。だから今も古びない。とある。毎週土曜日は寅さんタイム、さあ、今夜のマドンナは中原理恵。GoToローカル線の旅に出たくなる。2020/11/14
ターさん
1
写真もたくさんあって楽しく読むことができた。『男はつらいよ』シリーズのマドンナベスト3を発表したい。3位:29作「寅次郎あじさいの恋」のいしだあゆみ。これほど寅さんに肉薄したマドンナはいない。地団駄を踏みたいほどの歯痒さだった。2位:出演回数6回の浅丘ルリ子。歳をとって良さが分かった。1位:32作「口笛を吹く寅次郎」の竹下景子。最高傑作にして、郷土の高梁が舞台。柴又駅の別れのシーンが印象深い。柴又駅を訪れた時、寅さんの銅像は見た。その後、さくらの銅像ができた。三体目を作るのなら、ホームに竹下景子でしょう。2021/11/21
Hiroki Nishizumi
1
見返すたびに新しい発見がある寅さんシリーズ入門書。よいねぇ~2020/11/28
海戸 波斗
1
妹は、兄の所有物、何がどう転んでもお兄ちゃんの心配をする健気なサクラ。時代の限界なんだろうけど。京成金町線の柴又駅から新しい記念館をじっくり見て絶望したい。2020/02/09
ryoah_upload
1
初任者に優しいし、既に知っている人にも改めて内容を知るのに適している1冊!2020/01/16