内容説明
歩いて体感、日本古代の歴史。今、古墳めぐりがアツい!!新発見の研究結果をわかりやすく解説。
目次
レンタサイクルで巡る5大古墳群(百舌鳥古墳群―巨大前方後円墳が集中する古代王権の聖域;西都原古墳群―神話伝説に彩られた日本最大級の古墳群 ほか)
第1章 古墳にまつわる素朴なギモン―なぜ前方後円墳はかくもデカイのか!?(「○○天皇陵」と「○○古墳」、一体何が違うの?;古墳にはいろいろな形があるけど、どれが一番偉いの? ほか)
第2章 知ってオドロク古墳の中身―古墳のなかには一体何が隠されているのか!?(古墳の種類;墳丘のつくり ほか)
第3章 古墳で読みとく古代日本のヒミツ―全国に残る古墳は現代に何を語るのか!?(弥生時代の首長制―古墳文化の基礎となった弥生時代後期の墳丘墓と首長の誕生;前方後円墳の出現―奈良盆地の中央部に巨大都市が出現し、前方後円墳が築造される ほか)
第4章 日本全国古墳巡りの旅―古代日本を動かした古墳と触れ合うには!?(北海道・東北の古墳―最果ての地に造られた古代の植民地を示す痕跡;関東の古墳―河川に沿って築造された南関東の古墳 ほか)
著者等紹介
広瀬和雄[ヒロセカズオ]
1947年京都市生まれ。1970年同志社大学商学部卒業。現在、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サトシ@朝練ファイト
35
読み易く良かったです。2015/04/26
ネコタ
34
古墳についての入門書。専門書ではないので簡単に読める。古墳についての疑問、古墳の種類、古墳の中身、副葬品について、日本全国古墳めぐりの旅などなど。古墳論争匿名調査Fileがなかなか面白かった。ほとんどの古墳が誰が埋葬されているか明らかになっていない、あの超有名な仁徳天皇陵ですら確かではない。愛知県の志段味古墳群はちょこっとしか載っていなかった。最初に火葬された天皇は持統天皇らしい。2018/06/19
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
31
仁徳天皇陵を含む「百舌鳥・古市古墳群」が、世界遺産への登録が決定される見通しになった。足を運ぶ前に古墳についての知識があればと思い読んでみた。マンガやイラストなどを駆使して古墳初心者の私でも理解できるようにわかりやすく解説されている。古墳を読み解けば、そこにどの時代のどんな権力者が眠っているのかがわかる。時代を越えたロマンだ。先人たちに思いを巡らせたい。2019/05/29
さつき
27
写真やイラストが多く導入としての漫画もあり、とてもわかりやすい本でした。まさに入門書。古墳の種類、石棺の種類、埴輪、副葬品についてなどコンパクトかつ結構詳しく載っていて便利です。北海道にある古墳も載っていて、その存在を初めて知りました。この本を持って古墳めぐりをしてみたいです。2016/05/12
やま
7
入門書ですが、幅広く書かれています。マンガを導入部に持ってきてから、説明に入るパターンで分かりやすいです。まだまだ謎の多い古墳ですね。2015/05/06