出版社内容情報
大学生の陽人は、横断歩道で事故に遭う寸前、見知らぬ高校生に助けられる。彼は「二十一になれたのか」と、なぜかこちらの年齢を当てるような意味不明なことを呟き、しかも突然涙を流し始めた。訳が分からない中、なぜか懐かしさに胸を衝かれ「このまま離れることはできない」と強烈に感じた陽人は、「どうしてもお礼がしたい」と、後日スイーツを奢るからと再び逢う約束を取り付ける。高校を卒業し、春から同じ大学に入学してくるという恒世との、それが今生で始まりの刻だった……。その後も逢瀬を重ねるようになる二人。実は、遠い昔<過去>から、陽人が繰り返し繰り返し生を終わらせるたび巡り合い続ける、深い関わりを持つ関係で――…? 不死者の運命を巡る、センシティブ・ラブロマンス。
内容説明
大学生の陽人は、横断歩道で事故に遭う寸前、見知らぬ高校生に助けられる。彼は「二十一になれたのか」と、なぜかこちらの年齢を当てるような意味不明なことを呟き、しかも突然涙を流し始めた。訳が分からない中、なぜか懐かしさに胸を衝かれ「このまま離れることはできない」と強烈に感じた陽人は、「どうしてもお礼がしたい」と、後日スイーツを奢るからと再び逢う約束を取り付ける。高校を卒業し、春から同じ大学に入学してくるという恒世との、それが今生で始まりの刻だった…。その後も逢瀬を重ねるようになる二人。実は、遠い昔“過去”から、陽人が繰り返し繰り返し生を終わらせるたび巡り合い続ける、深い関わりを持つ関係で―…?不死者の運命を巡る、センシティブ・ラブロマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フキノトウ
12
生まれ変わり、何度も何度も巡り合うふたり。攻めだけ記憶があり、何度も受けの死を見つめるのも辛い。裏テーマは着衣。あとがきまで楽しい。2024/11/24
beniko
7
不運でトラブル体質の大学生・陽人と彼を助けたイケメン高校生・恒世。この出会いから、陽人は恒世と離れがたいものを感じて関わり始め恋人になったことで、過去から幾度も辛い別れを繰り返してきた運命と向き合うことになる。さすが沙野先生、捻りのある輪廻転生ものでした。単純な生まれ変わりではないけれども、全ての記憶を失わず、喪失の痛みを抱えたまま、生き続ける、また何度も生きる恒世の思いは想像するだに苦しく二人の幸せを祈りながら読了。過去からの因縁は二人に限ったことではないからハラハラした。人生において人との縁って大事。2025/03/03
may
0
\(^o^)/(>_<)2024/10/21