出版社内容情報
【第二の性】向け薬品開発により成功を収めた新興貴族ファルコナー家長男でベータのアシュレイは、リーダーシップを発揮するアルファの次男と愛嬌で皆に好かれるオメガの三男と家業に励んでいる。
ある日、グランヴィル公爵家よりファルコナーのオメガを求める求婚状が届く。願ってもいない提案だが、三男は幼なじみの侍従と将来を誓う関係。そこでアシュレイは家督を次男に譲り、オメガ変転薬を使って自分が嫁ぐことを決める。相手は冷酷ながら見目麗しいと評判の当主、レナード・グランヴィル。婚姻の宣誓を終え、迎えた初夜で早速彼に番契約を求められるが、変転薬を使ってオメガになるにはアルファとの性行為が必要不可欠なうえ、行為自体に経験のないアシュレイの体はレナードを受け入れることができなかった。
“オメガ”と番えなければ結婚した意味がない……そう落胆し離婚を切り出すレナードに、アシュレイは結婚継続の提案を持ちかける。
「変転にご協力いただけたら、レナード様が望むオメガの番になってみせます」――目的の合致した二人は偽装夫婦の“契約”を結ぶことになり……!?
内容説明
ジグジリア王国で小さな領地を治めるファルコナー家は、製薬事業で発展した新興貴族の伯爵家。その長男であるアシュレイは、男女の性とは別に誰もが持つ“第二の性”が凡庸といわれるベータだ。アルファの次男は体躯も知力も恵まれ、三男は“オメガの名薬師”と称される実力と美貌を持つ…という領民の評判。しかしそれは、実質的に家督を次男に譲ったアシュレイが、薬師としてまだ未熟な三男の働きを補っていたからだった。そんなファルコナー家にある日、結婚の話が舞い込んでくる。相手は、若くして公爵家当主を務めるレナード・グランヴィル。アルファ性でもある彼は「番相手」との婚姻を求めてきたが、番えるオメガの三男には将来を約束する相手がいる…。そこでアシュレイは、ファルコナー家秘伝の“オメガ変転薬”を使って、自らが稼ぐことに!しかし結婚初夜、性経験がなく変転も不完全な身体がオメガではないとレナードに見抜かれてしまい…!?互いの思惑が交錯した偽装結婚から始まる、ファンタジーBLラブコメディ!
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