出版社内容情報
2巻目も、あさり飯やら玉子焼きやら、素朴な美味いモンがずらり。古典落語の元ネタも、「へっつい幽霊」「王子の狐」などバラエティに富んだ10本で構成。城下町の入り口で住み込みの番人として働く木戸番・番太郎の周りでは、今日も何かと騒動が…! 趣味人の長さん、納豆売りの少女・ハル坊、あくび指南の先生など、いつもの面々も登場。古典落語に季節の美味いものを加え、くるねこ大和流にアレンジした、初心者も玄人も楽しめる落語絵巻!
内容説明
その昔、城下町の入り口には木戸があり、住み込みの番人・木戸番が開閉をしておりました。木戸番は薄給で副業が認められており、我らが番太郎も食べ物などを商っているのですが…今日も誰かがやってきて―!?玉子焼きが食欲をそそる「王子の狐」、言わずと知れた「目黒の秋刀魚」etc.食が絡んだ噺はもちろん、そうでない噺にも食べ物をちょい足しアレンジした落語絵巻!!
著者等紹介
くるねこ大和[クルネコヤマト]
’93年、名古屋造形短期大学卒業後、デザイン会社に就職。’06年、独立。“くるねこ大和”ブログをスタートする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rosetta
25
自分と同じネコキチの友達が貸してくれた本。登場人物を猫にして落語の世界を独自に展開!木戸番の番太郎を主人公に落語のネタを漫画化。落語大好きだし、それぞれの話に食べ物がレシピごと出てきて夜中に読むともう飯テロたまりません(笑)。江戸時代のあくせくしない生活を、長屋の様子などかなり丁寧にビジュアル化してくれていて、憧れてしまう。借りたのは二巻だったけど他の巻も読みたいなぁ。というかこの作家の他の本も読みたい!(あ、別に催促しているわけじゃないからね⟵個人的な連絡w)2023/07/31
どあら
19
妹から借りて読了。「バミ助」いいヤツだった〜✨2022/12/08
アリーマ
12
一巻目で食べ物と江戸の庶民生活を絡めた話がなかなか楽しいなと気に入っていたシリーズ。2巻目に来て、落語のストーリーを改変したストーリーになって面白さが増した。ちょっとした食べ物が人の心を癒して喜ばせて、ウフフとほのぼの笑えるストーリーが楽しい。続きが読みたい。★★★★★2022/12/04
ゴロチビ
8
田舎の地元書店で買えた!出版社の営業努力に感謝。1巻では「はてなの茶碗」2巻では「コンニャク問答」など、自分のお気に入りの噺が出て来てそれだけでも嬉しいのに、くるさんのアレンジがまた面白いし心温まるのです。最後に原典漫画がおまけに付いているのも親切。食べ物も美味しそうで、この本を見て食べたくなったものを今日だけでも2品作って食べちゃった。美味かった。大満足!2022/12/05
Mr.deep
7
落語と猫と料理と単品でも十分美味しい料理をてんこ盛り。それをすっきりとした読み味にまとめ上げてるのだから最高です2022/12/23
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- 和書
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