内容説明
大学生の若公士貴は容姿、頭脳共に恵まれた名家出身のαであだ名は「王子」。学園祭をきっかけに若干32才のビリオネアで有名な経営者、伊王野に出会う。同じαなのにまだ何者でもない自分に劣等感を覚える士貴だったが、ある日酔った勢いで伊王野に初めて抱かれて動揺が隠せない。その上突然「婚約しないか」と言われ―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
30
王の風格を持つ実業家α×王子と呼ばれる御曹司大学生α。双子の姉Ωだけを優遇する受の家庭環境が不憫。Ωが虐げられるパターンも辛いけど、家庭では空気の様に扱われ、世間では恵まれたボンボンと思われる受も別方向に辛い。双方ともに遊び人だった過去もちょっと関係をぎくしゃくさせるけど、途中から攻めが明らかに受を溺愛してるので安心して読めた。2021/07/05
しましまこ
19
実業家スパダリα×孤独なの大学生。スパダリさんの囲い込みがいいわ。2021/06/20
beniko
12
電子版。あまり好みではないオメガバース物でも苦手だと思っていたα×αの話でしたが、すごくよかった!! αでも妊娠可能で、でもそこにΩによる発情が必須という足枷があり、強者であるはずのαの存在がΩなしには続いていかないというアンビエントな設定と、運命の番についても欲情≠愛情なのが◎。攻めの神門が士貴の気持ちをどこまでも大事にする姿勢と愛情がすごく感じられたし、士貴の気持ちを無視し続ける家族に毅然とした態度だったのもよかった。小中先生の作品ならではの切なさ、からの相思相愛という流れを存分に楽しみました。 2021/09/19
tanya
11
作家買い。攻の神門が好意を抱いたキッカケがちょっと弱いが、お互いオドオドしながら付き合っていく過程が面白かったです。家族と意思疎通が出来ない士貴が大阪へ行く決意がカッコいい。お互いに話し合って解決する展開が好きです。一気読み。2021/11/08
にむー
7
α×α。 αの士貴は恵まれているαに見えるが、家族関係に問題があった。いかにもなαの神門と知り合いお互いの利害が一致し婚約することに。 士貴の家族がまぁ酷い。士貴が健気で健気で😭 αだけど不憫で健気。王道かも知れないが、好きな展開だった。2021/06/23