内容説明
大の本好きで司書を夢見る星名愁は、民間の図書館館長だという素敵な男性・都築に出会う。彼に誘われて見学に行くと、そこは、個性的な美形司書たちが女性客を接待する執事カフェのようなユニークな図書館だった。都築から司書として採用したいと誘われた愁だが、そんな華やかな仕事を、地味で内気な自分が出来るはずがないと躊躇ってしまい?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
120
【愁、君は僕がずっと探していた理想の人なんだよ。他の誰とも比べられない、唯一無二の愛しい人だ(都築)】エロス度★★★ 都築×愁♡ 貴公子のように優しい攻めと本好きの自己評価低めな受け。美形揃いの司書がいる図書館だなんて、あったら目の保養目的で毎日通いそう。本好きな私にとっても愁と共感できる部分が多く、私も愁とお話してみたくなっちゃった。ストーリーは、都築に見初められた愁が彼に優しく見守られながらアドバイザー司書として成長していくお話。内気で自己評価が低かった愁が都築の言葉に勇気を貰って一歩踏み出し(続)2019/01/21
きょん
26
さえなくて卑屈な受が攻めに磨かれて自信をつけていく展開は好きな方なんだけど、ちょっと受のぐるぐる悩む期間が長すぎるかなあ。個人的には読みたい本は自分で決めてこっそり読みたいからイケメン司書つき図書館にはいかないかも。月会費5000円あれば文庫が7冊買えるもん。2019/02/05
フキノトウ
18
攻めにはあまり魅力を感じませんでしたが、星名がいる図書館は行ってみたい。どちらかというと、クールだけど周りを見ている副館長が素敵でした。2020/02/08
anko
17
疑う事を知らず信じてしまう愁が素直過ぎて心配になるくらい。好きな人のために頑張り健気で、天然なところもある愁に都築が惹かれたのは彼に寄って来た人とは対極にいる存在だったからかも。美丈夫でスパダリな都築のたらしっぽい部分が少し気になるけど、きっと愁を幸せにしてくれるのでしょう。タイトル通りの甘々の溺愛堪能しました。 〈h〉2019/02/01
マシュ
15
司書になりたくとも狭き門でフリーターでしのぐ日々。人とのコミュニケーションが苦手で再婚した母の新しい家族とも距離を置く主人公。日課の公立図書館通いで出会った美形。実は美形はコンシェルジュとカフェ付きの会員制図書館の館長で司書としてアドバイザーにスカウトされる。全てにおいて自信がなかった主人公が、一目ぼれした美形館長の期待に応えようと努力し自信をつけていく物語。とにかく美形館長はゲロ甘でございました。サラリと読みやすい1冊。2019/06/27