内容説明
何事もスマートな一条には、ふくよかな同僚の十和田がどうにも鈍くさく思えてならない。そんな十和田から妙に親切にされて一条は「そういう趣味はない!」とはねつけるが、彼にも恋愛感情はなく友達になりたかっただけらしい。気恥ずかしい誤解と和解を経て友人付き合いを始め、新しく知る十和田のすばらしさにみるみる惹かれていく一条だが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
20
どちらに対してもちょっぴりイラっときてしまったけど、やさしさで振り回した攻はちょっとばかり罪かなと。で、結局は嫉妬のスパイスでうまく収まったというか。攻の事すきだった沢木くん、微妙に不憫なんだよ…(そこそこいい子だと思うので)2017/07/17
しましまこ
20
イラスト買い、リーマンカプ。ふくふくクマさん✕イケメンくん。身勝手なクマにムカつきながらも、三田さんのイラストで読了。2017/07/17
cikorin06
11
図。サクサク読めたが辛口です。先ず一条が自分勝手なのを棚に上げて十和田に切れるのが神経分からなかった。一方で十和田も中学生じゃないんだからさ~、一体何時まで自分の気持ちに気が付かないんだよ?精神年齢的にはお似合いなカップルなのかもしれません。2018/04/14
嵩実
8
面白かった!同僚でしかなかったノンケの2人が→友人→恋人になるまでの過程が丁寧に綴られていて、ノンケなのに男性を好きになるという、BLミラクルだと思っていた設定がすとんと腑に落ちたというか、現実もこれと似たり寄ったりじゃないの?と思えるほどリアルでした。相手を恋愛対象として意識する2人のスピードが違っていたために、気まずくなったりっていうのは男女間の恋愛でもありそう。そんな、木原音瀬の小説なんかだと、癖のある主人公達で肉弾戦の修羅場となるところも、相手への真摯な態度で2人で乗り越えるところも良かったー。2018/05/13
*ちえ*
6
紙本。同じ部署のノンケリーマン同士。十和田のふっくらぷくぷくまんまの優しさがどんどん嫌ぁ〜な方向に行く様がじっくり丁寧でより一条視点が辛い!好きだからプラトニックな付き合いでもOKしてしまって苦しんでる様もまた丁寧で感情移入。しかし十和田が一条等からのあのキツイ言葉をバネに、変われる男で株は上がった!あとは日常で一条を甘えさせて欲しいですねw2017/08/27
-
- 洋書
- Pug