内容説明
シューズショップで働く裕太は、密かに想いを寄せていた親友の忘れ形見・四歳の竜一を男手ひとつで育てている。客としてやってきた警察官の錦からアプローチをかけられるが、育児と生活で手一杯、恋も娯楽も端から諦めている裕太にはそれを受ける余裕はない。だが錦の大らかさと頼もしさは、裕太たちの張り詰めた生活にやさしく染み入ってきて?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
21
受が初めの方誰の手も借りられないと思い詰めて追い詰められていく所が現実にもありそうだなと切なくなった。錦君が適度に押しが強くて現実味のある好青年でりゅーくんから落として、しまいには親子の胃袋掴んでるのが微笑ましい。2017/03/24
nono
20
BL。亡き親友の子を引き取り育てる靴屋勤務の裕太と、警察官の錦。四歳のりゅーが健気で可愛いけど、本当に引き取る事がりゅーの幸せなのかなとちょっと思う。シングルの子育ての大変さが伝わって来る分ラブ要素は少な目、なりふり構わぬ恋愛要素が欲しかったかな。それでも恋愛することに及び腰な裕太と包容力溢れる錦、そして頑張るりゅーの幸せな未来を祈りつつ読了。2017/10/29
しましまこ
17
爽やかポリスマン×靴屋の契約社員+ちみっ子。頑張る4歳竜一くんが健気だ。2017/03/18
華緯
14
面白かった。本は薄いけど満足しました。亡き親友の子供を一人で育てている…というだけでも大変なのに、いろいろ降りかかってくる困難に立ち向かう裕太の姿は、読んでる方も苦しくなる。でもギリギリ直前に錦が救いの手を差し伸べてくれるので、錦が本当にカッコ良く見えた。錦は今まで読んだ警官のなかでは軽い印象ですが、こういうのもアリだと素直に思える。店を休めなくて頼った親友の母親は最低でしたが、ラストで、両親(…出てきたのは母親だけだけど)と和解するのは心底よかった。2017/03/19
嵩実
12
面白かった。あざとい手だ!と分かっていても、毎回毎回、我慢するちびっ子には簡単に泣かされます。BL的面白さは、薄かった気がするけれど、身辺が落ち着かなくて、ましてや小さい子供を抱えてたら、恋はともかく付き合う気にはなれないっていう真面目で不器用な人は意外と多いと思うし、そういうところを攻めは魅力と感じたんだと思うので、これはこれで良いのかなと。もうちょっと2人してたまにはデレあっても大丈夫よ!と思ったけど、先が長いから良いのかな~。2017/07/11
-
- 和書
- 肝臓病の食事療法