内容説明
入院中の妹から双子を預かった小説家の咲良。幼児の世話など初体験だわ、双子は昼も夜もなく泣くわで、みるみる追い詰められていく。思わず声を荒らげてしまった明くる日、咲良の前から姿を消した双子を保護したのは、幼い咲良が泣いていれば必ず来てくれた、かつての憧れのひと・直人だった。頼もしい直人への想いは、やがて恋へと変わり…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nono
23
BL。甥姪を預かる小説家と、幼い頃の知り合いの酒屋の社長。高校時代の恋愛体験から恋に臆病な咲良と、構いたがりのお兄ちゃんの直人、そして二人のちびっこのホームドラマですが、雪子の相手との問題や酒屋の跡取りとか不安は残る。ちょっと話が詰め込み過ぎかな、でも頑張る叔父さんにエールを送りたくなったお話でした。さくさく読了。2017/06/15
きょん
23
表紙のちみっこの耳付きケープ姿がとっても可愛かったのでもうちょっと活躍してほしかったかな。一応ハッピーエンドと思うんだけど、攻めの実家の跡取り問題とか、双子ちゃんの父親実家の姑問題とか心配が残っててちょっともやもや。2016/08/09
華緯
14
悩まずに読める。よくある、子供と大人の同居にレンアイが絡んでくるだけ…でなく、妹の元…というか、未来の…というか、夫の実家の横ヤリに、ちょっとはらはらさせられる。…あとはまぁ…攻めの跡継ぎ問題にしても、あれだけ大勢の身内がいたら大丈夫でしょ。ただ、あんな嫌味な弁護士まで雇って咲良に嫌がらせまがいをしていた当人が、全く出てこないのには、ちょっとモヤった。2016/07/17
祐@暫しお休み中
13
ストーリー自体はシンプルでアッサリめだったけど、性格の違う男女の双子ちゃんが受に懐く様子は可愛くて和んだし、包容力や頼り甲斐がありつつ程よい甘やかしっぷりの攻も好みで良かった。トラウマ持ち健気受の思い込みネガ思考は王道な切なさをほのかに味わえて、サラッと楽しめる1冊だった。双子の父親側の姑問題が中途半端だったのが若干懸念を残したかな。電子オマケSSはリベンジ動物園。2016/09/12
しましまこ
13
表紙買い、再会もの。大家族酒屋の4代目×妹の双子を預かり途方に暮れる小説家。ちみっ子パワーでサラリと読了。2016/07/18




