出版社内容情報
憲兵の浅野要は抗日運動の地下組織を探るため上海に赴任する。その矢先、妓楼「紅閨楼」の主・梁天佑という美貌の麗人に出会い……?
内容説明
憲兵の浅野要は抗日運動の地下組織を探るため、上海に向かう。そこで妓楼「紅閨楼」の主・梁天佑という蠱惑的な麗人に出会った浅野は、天佑に激しく心を動かされる。やがて紅閨楼が運動家の拠点だという噂を聞いた浅野は、天佑を探ろうとするが、謎めいた彼には秘密があり…。清澗寺家の次男・和貴が伏見と初めて躰を重ねた過去を描く短編も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たにしぃ
8
冒頭の階段シーンは、BL小説名シーン10位の上位にランクインするんじゃ無いかと思うほど素晴らしかった。浅野もなかなか頑張っとるなあとしみじみ思えるお話だった。後半は国貴のお話なのでこれ読むとますます一巻から読みたくなり危険。2016/06/07
愛希
7
清澗寺シリーズスピンオフ。憲兵×楼主。敵同士でお互い憎みあい挑発しあい相手を殺すのは自分だと思っている殺伐とした2人だったけど、いざって時には頼ったり助けたりで、ただ素直になれないだけだなと思った(笑)後半の伏見×和貴は前から気になっていたので読めて嬉しかった。 ★★★☆☆2016/08/26
くぼっち
3
シリーズ番外編みたいな、国貴の同期な浅野さんの物語。国貴編ではちょっとイヤな役でしたが、上海で天佑と出会い本能のままに生きる浅野さんは好きなんだよね。天佑も親の勝手で上海で生きる事を決められたけど、それをただ受け止めるだけじゃなく抗う受けなのも好きな所。浅野×天佑はラブよりも本能、相手を殺すのは自分だけ、な組み合わせなのが萌えるなぁ。和貴の初めて物語は必死なのが痛々しい…早く深沢と出会って!て思いながら読んだ。書き下ろしはその後の浅野×天佑。ラブじゃないのにラブなのがいい。2016/05/20
rabbit
2
一部までしか読んでいませんが、シリーズの中で一番理解しやすいカップルでした。 受けの天祐が強きで、良くあるなよなよした受けじゃないのが好感持てました。 純粋な愛じゃないけど、意識し合う想いにお互いが翻弄されていて、憎いけど、愛してる感情に引き込まれました。
まほ
1
ジャケ買い。美人で強い人は好き。2016/06/07