出版社内容情報
クールと評判の外科医・慶太郎は興奮すると猫耳と尻尾が出る特異体質。唯一秘密を知る後輩・薫平にお世話されるうち惹かれていくが?
内容説明
外科医の慶太郎は研修医時代に怪しげな薬を誤飲してしまい、感情が昂ったり性的に興奮すると猫耳と尻尾が出現する特異体質になった。勤務時間は極力喜怒哀楽を抑えなければならない慶太郎に、薬を調合した後輩・薫平は責任を感じているのか、何かと世話を焼きピンチには必ず飛んで来てくれる。そんな薫平に甘え、惹かれてゆく慶太郎だったが?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アン
46
後輩研修医・薫平×外科医・慶太郎。薫平たちが実験で作った怪しい生薬をお茶と間違って飲んだら猫耳が突然現れてしまった慶太郎。感情の大きな起伏でピョコンと現れてしまい、落ちつくと消える状態を4年間薫平と共に隠し、ヒヤヒヤ生活してる慶太郎。人間に猫耳が生えてきたのでモフモフ感は薄かったです。でもツンな慶太郎が猫っぽく、薫平は忠犬ぽいワンコで好きな設定なのに何故かイマイチ感が否めない。落ちつく為に煮干しをカジカジしてる慶太郎が可愛いかった。2016/10/12
きょん
26
両方の視点から書かれているから、安心して両片想いの切なさを満喫できました。しかし、大好物の背脂ぎとぎと激辛ラーメン食べられなくなっちゃうのは気の毒かも。そして、猫神様は柊家の跡継ぎ問題どうするのかしら?2016/02/09
なみ
25
猫耳、尻尾の理由が…おぉなるほど〜〜と何気に納得。読み手からは両方の気持ちがわかるのでニヤニヤしながら読むって感じです。鯨岡先生!軽いけどいい人だった。彼にも愛の手を。2016/01/27
しましまこ
19
後輩の作った惚れ薬で猫耳しっぽが生えちゃった?!責任取ると世話焼き尽くされてもう4年、どんどん気持ちは傾いて…軽~く読了。ラブよりツボったのが、味覚も猫になっちゃって、唯一食べれるラーメンが後輩の作る煮干出汁のあっさりラーメン、もちろんぬるめ。2016/01/20
華緯
18
仕事が忙しかったから、考えることを放棄している自分にとって、全く負担の無い話だった。新事実が出てくるたびに『へーっ』とか『ほーっ』とか驚きながら読むのは楽しい。ネコ耳でツンデレって設定の慶太郎ですが、ちょっと素直じゃないだけで、仕事には真摯なお医者さん。彼に惚れている薫平が、慶太郎を手のひらで転がすんじゃなく、ちゃんと尽くしてくれるのがいい。…嘘をついた原因が、慶太郎の傍にいるためには手段は選ばない…って理由だったのも個人的にツボだった。しかし…この猫神様…実はすごく力があるんじゃぁ…;;;2016/02/06