出版社内容情報
天音と奏矢は双子の兄弟。ある日目覚めるとそこは異世界で、天音は救世主として歓迎されるが、奏矢にはなぜか皆冷たくて…。
内容説明
双子の奏矢と天音が目を覚ますと、そこは異世界だった―。この世界では、天音は救世主として皆に大切にされるが、なぜか奏矢は闇の穢れを持つ不吉な存在として疎んじられてしまう。冷たくされてもくじけずにいた奏矢だが、天音を召喚したというエルフ族の王・クリスヴァルトが、天音だけに優しくするたび胸が苦しくなって…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
33
★★☆☆☆。双子の異世界トリップもの。片やディーバ、片や忌み嫌われる者としての扱いに何とも苦い思いで読みました。攻めは元々感情の出にくいキャラのようなので不満はなし。最後、周囲が手のひら返したようになったのは仕方ないけどモヤモヤが残りました。天音編が出たら読んでみたいかも。2015/08/24
きょん
23
無理やり異世界に召喚されちゃった双子ちゃんが二人とも良い子なのでまだしも、受けの受難が中々せつなかった。結局本物のディーバと分かって周囲のエルフ達がいきなり詫びてるけど、不吉な双子である事は変わりない訳で内心は快く思ってないんじゃないかといまいち信用できないですよね。弟と獣人族の王との話が出たら読みたい。2015/09/08
みなと
18
読み始めてすぐ、六青さんと設定的に同じだとは思ったのですが、不憫な受けが好きだし、すぐ言葉が通じるようになったし、悪くなかったと思います。痛さがマシですし、まだ…。もし天音がディーバでも、クリスヴァルトが奏矢を選ぶって結末でもよかったかな。それで王の座を捨ててでも奏矢を選ぶ!って愛の深さが見れたら、クリスヴァルトの見方も変わったのかも…(笑)2015/10/17
華緯
18
面白かった。がっつりファンタジー。一方的に呼び寄せられた双子の片割れが崇拝され、もう一人は忌み嫌われる…いや、これはしんどいって;;奏矢が強く気丈に振る舞うほど切なさが募ります…;;…乱暴に扱われ、身ぐるみ剥がされて地下牢に閉じ込めた相手を謝罪一つで許せるか?とも思うけど、竜を呼んだり戦ったりして、そんなのどうでもよくなったんだろうな…。…で、続編で天音とジークですか?2015/08/23
マシュ
14
『双子の奏矢と天音が目を覚ますと、そこは異世界だった』天音はドラゴンを呼ぶ救世主として超美形エルフ王の伴侶となるという事でちやほや。一方双子というだけでなく奏矢は闇の穢れをまとうという事で酷い扱い。天音も奏矢を気遣い、奏矢も健気に気丈にふるまい天音を気遣う。そんな姿をエルフ王に心境の変化が出てくるし、奏矢の気持ちもエルフ王へと向かうけど、許されざる恋、みたいな?もうちょっとエルフ王の奏矢への切ない想い見せてもらいたかったし、簡単に手にはいらないようにエルフ王いじめてほしかったなー(笑)2018/07/28
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