内容説明
田舎でひっそり暮らす貴文は、普段は秘密にしている特殊な能力で東京の刑事・大瀧の捜査に協力していた。いつも突然現れ、翌日には東京に戻っていく大瀧。いつしか体の関係を持つようになった二人だが、恋人になったわけではなく微妙な距離感を保ったままで―。でも、大瀧が帰る日には貴文の気持ちを映したかのように必ず雨が降っていて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
32
初読。2015年328冊め。雨の田舎町の雰囲気と切なさが良かった。大瀧さん、年のわりに貫禄ありすぎです。2015/03/19
たべもも
29
★★★☆☆。イラスト買い。水原作品はイタイ(?)との評判なので恐る恐る読み始めたら、恋愛面はしっとり系で痛みゼロで一安心。受けの能力や出生の件は結構アバウトな気もしましたが、それなりに満足出来たのはサクラコさんのイラストの賜物?イタイの苦手だけど、なかったらないでちょっと残念。他作品読んでみようかな。2015/03/19
扉のこちら側
28
2017年75冊め。再読。雨だったり過疎の村で漢方薬の畑を作って…というような雰囲気は好きなのだ。雰囲気は。ただ設定や展開は粗削り。2017/01/23
このん
22
(2015年4月15日4075)水原さんは苦手ですが面白かったです。寂れた田舎で薬剤師として1人暮らす貴文は写真を見るとその人の生死や訴えたい事が分かる特異な力があった。東京の刑事の大瀧は難解な捜査に行き詰まっていて、それを知った諏訪に貴文と引き合わされた。それから時々大瀧の力になり4年程の付き合いになり体の関係もあった。大瀧の危機を貴文の霊視で救う事が出来たが、貴文は力を失った。大瀧は力が無くても貴文が必要だと言う。貴文が周りに助けられて1人じゃない事をちゃんと感じてくれて良かった。大瀧は遠距離頑張れ。2015/04/15
扉のこちら側
17
再読。2015年483冊め。雨の田舎町、薬草畑、寂しげな美形と好きなモチーフは多い。2015/04/20