内容説明
ある夜、新聞社勤めの冬梧が証明写真を撮っていたボックスに見知らぬ青年が闖入、身も世もなく泣き出してしまう。お詫びをと連絡してきた製薬会社勤務の望と交流を重ね、冬梧はデートめいて心地いい時間に戸惑う。やがて懇願される形で体をつなげ、すでに惹かれていたのだと観念した冬梧だが、望はその日から「もう会えない」人になっていた―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
64
初読。2014年112冊め。登録累計4444冊め。お馴染みのキャラクターの若い頃から始まり、シリーズで読んでいる者は一層楽しめる。二人が恋に落ちるまでが短く、唐突な印象はあったが、再会までの切なさ加減で満足。2014/02/19
きょん
38
離れてしまってもあなたが好きだという運命的な気持ちの強さが乙女心を幾つになってもくすぐられる。銀杏のシーンはやっぱり泣いてしまったなあ。それにしても新聞社シリーズって理解のある女性陣が多いこと。2014/02/20
このん
37
(2014年2月26日3607)新聞社に勤める和久井と製薬会社に勤める有村。出会いは突拍子もない事だったけど、2人は時々会っていた。有村にはある決心があり、和久井に1度だけ抱いて貰う。有村は別れ際に「僕、今日のこと絶対忘れません」と言い連絡が取れなくなってしまう。和久井の元に送られて来たCD-Rでとんでもない事になり海外へ出向になった和久井。あれから17年振りに帰国した和久井は有村の事がずっと好きだった。思い出の場所での偶然の再会。お互いに忘れていなかった。17年…長いです。未帆ちゃんが良い娘です。2014/02/26
tera。
30
『新聞社シリーズ』第4弾。新聞社に勤める和久井と製薬会社に勤める望とのお話。unforgettable・・忘れられないというタイトルがぴったりの内容だった。話の途中で過去から現在に移った時点で、余りにも長い時が流れていた事に驚いてしまった。偶然出会って想いが通じた途端に会えなくなる二人の切なさや、離れていた時間を二人がどんな風に生きてきたのか、もう少し深く書かれていたら嬉しかった。今回は脇役の良時や西口の仕事ぶりが、非常に冷静且つシビアに描かれていて良かった。密がいないと毒を吐く人がいないんだなぁ(笑)2014/03/14
扉のこちら側
27
再読。2015年36冊め。一面記事になる内部告発の裏側って、現実にもこんななのだろうか。怖くなってしまう。2015/01/11
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