内容説明
「今まで思い出しもしなかったんじゃないのか?」閉館間際のデパートの屋上遊園地。高校生の岸川夏樹は近隣の進学校の制服を着た安藤信久から、初対面なのに冷たい言葉をかけられ戸惑う。だが愛想のない眼境の奥から自分を睨む感情に溢れた眼差しに夏樹は惹かれ、信久のことをもっと知りたいと思った矢先、転校話を聞かされて…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
13
コバルト掲載の高校生編は非常に透明感のある爽やかさで、子供の頃の挿絵は可愛すぎてにっこりしてしまった。8年後のお話では、受の姉とその旦那さんのエピソードが素敵すぎて、若干主人公達がかすんじゃった感も。メロンパンもぐ、がお互い大好きな恋人同士の感じが良かったなあ。2014/02/19
ふみ
9
【フェア本】消化祭り?夏樹×信久(高校生同士)表題作はコバルト掲載(2003年)らしく、読んでみて納得~それぞれに家事情、ワケありな二人でしたが、割とさらっと読めた感じです…後半は8年後の再会編(大人編)+書下ろし(^O^)2016/04/06
usamomo
7
う~ん?じわじわくる感じはあるんだけれど、前半はコバルトで連載があったって事まぁそんな感じの終わり方でしたね。 というよりも始まってもない感じの終わり方でした。 その後と言う事で大人編に突入なんだけれど、ずっと忘れられない!というよりも心の中にずっとあるって感じ? でもちゃんと彼女とかいたしねぇ~。 街で偶然見つけて思い出した!っていうんじゃないんだろうけれど、そこからまた二人のあの空の続きが始まる。 って言う感じなんでしょうねぇ。一番切なくて泣いちゃったのが受けのお姉ちゃんと旦那様のお話だった。2014/01/25
北里
6
コバルト掲載作だったのですねー。2003年だとコバルト読んでなかったかも? ふわっと透明感ある感じ。イラストも。「メロンパンもぐ」が、なんかよかったー。二人には、幸せになって欲しいです。2014/01/23
hina
0
再会できて良かった。子供だったからままならなかったことも、大人なら出来る。気持だけではどうにもならない、タイミングや時期が大事と思わされる作品でした。2015/01/21