内容説明
父親の急逝によって天涯孤独となった大学生・和喜の前に突然「兄」だという青年が現れた。自称兄の聖陽はそのまま家に上がりこみ、和喜と一緒に暮らし始める。幼い頃に両親が離婚して以来、ずっと父と二人きりだった和喜には兄がいた記憶などなく、聖陽の目的がわからず反発するのだが、やがて彼をひとりの男性として意識するようになり…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cikorin06
8
2013年の作品の割に、昭和な香りが仄かにする気がしました。父は案外碌でなしで、忘れられた兄は弟と離れた時のままじゃないかと思わせる程の、子供扱いでいらいらさせるところがあった。2019/03/13
リリー
8
初読み作家さんで、血の繋がらない兄弟もの。んー…丁寧に書かれたんだなぁ、とわかる感じ。でも私にはちょっと文体が合わなかったな。2015/07/25
さくらひめ
3
久しぶりの染井さん。昔けっこう好きな作家さんだったんだけどな。この作品はいまいちピンとこなかった。ところどころ良い箇所があるのに残念。めっちゃ説明されているのにお互いを好きな理由がピンとこなかったからかな。事情を知らない主人公の葛藤が物足りないし。あと周囲のキャラもやたらと個性的だから何かあるのかと思いきや特に絡まなかったなあ。まあハッピーエンドでよかったね。2015/08/12
ぶっく
2
サクサクと読了してしまった、攻め様の性格とかとても素敵だなって思うんですけど、ここまでもだもだしちゃうのがよくわからなかった。もっと前にお互いにしっかり話さきゃね~~読後感はよかったです2013/10/06
睦月
1
ハネさんが一番好き。2013/12/12