内容説明
菱沼組組長・櫻内玲二のボディガード兼愛人である元刑事の高沢裕之。夜毎激しく愛されるうち、ようやく櫻内への特別な気持ちを仄かに自覚するようになっていた。そんなとき、一度は日本から撤退した中国系マフィア・趙の手により櫻内が瀕死の重傷を負わされたとの報が入る。鉄砲玉に指名された早乙女とともに香港に飛んだ高沢を待っていたのは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
このん
19
(2014年10月23日3896)『たくらみ〜』シリーズ4巻目。新宿に進出して来た中国マフィアの趙と決着を付ける為に香港に出向いた櫻内だが、銃弾に倒れ重体になり帰国し入院した。高沢は面会を許されず自宅で悶々としていたが、鉄砲玉になり早乙女と共に香港に出向いた。香港では若頭補佐の寺山の裏切りや西村の堕落した姿をみたり、そして命も危うくなりかけるが、そこに颯爽と姿を現した櫻内。重体説は敵を欺く為だと知るが高沢に知らせて貰えなかった事に動揺する高沢。高沢が櫻内を大切だと感じる様になった。2014/10/23
chisarunn
6
完璧な組長に溺愛されてさしもの鈍感主人公も実は自分は愛されているのでは?と自覚が芽生えるんですが、これがもう人ごとなのでたまらなく可笑しい。気付よ、と思うところは必ず曲解する。射撃以外に自信がないので、そんなはずはない、という思い込みが激しい。それはまあ、現実を生きる自分らも時々陥りがちな思考ですが、自分はどちらかというと組長のほうに思考が近いので、なんでそこまで自己否定が…とあきれてしまう、これがまだ自分に自信のない少女が読むと主人公に感情移入できたりするのかなあ。2021/11/12
ふみ
6
『たくらみ』シリーズ第4弾で復刊の最終巻♪第2部、続編の新作が始まるようで、来年の予定らしいデスヽ(^o^)丿2012/09/16
uuuuuuuuko(うーこ)
4
シリーズ4冊を読んでみて面白くないことはないけどものすごく面白いとも言えず微妙。何かが少しづつ足りないような。もう少しだけ人物ガ魅力的でもう少しだけ文章がシンプルだったほうが好きかも。続きが始まるとのことでたぶん読むとは思うけど。エロも櫻内が絶倫だけに回数は多いが受の心情が淡白なのでドキドキ感がなくエロい感じはあまりない。2013/09/02
文句有蔵
3
馴れない獣がやっとここまで!と思うと、櫻内もさぞかし「かわいくてたまりません」だったことでしょう! もはや物語の焦点は、高沢がどこまで櫻内に馴れるか(笑) しかし爆破シーンでは相変わらず愁堂先生の無茶が光ります。舞台は最上階ですよ? 何度も爆発音と振動があって、最後の爆破が最上階で、外階段を駆け降りたところで建物が崩落て。先生、下から爆破させたんなら、駆け降りる階段そのものがもうなかったんちゃいますの?(;゜∀゜) 八木沼の手土産が二百万のワイン一本ちゅうのも、スゴいんだかチャラいんだかよくわかりません☆2019/12/02