内容説明
唯一の身内である祖父に疎まれながら育った奥野朔は、14歳のある満月の夜に金髪碧眼のロシア人・ヴィクトルと出会う。朔に優しく「カグヤヒメ」と呼びかけ、祖父の下から連れ出してくれたヴィクトル。朔はそんな彼に恋をするが気付いてもらえない―。引き取られてから4年、恋心を打ち明けようやく抱いてもらったが、彼の「恋人」は朔だけではなく…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アネキ
17
前作のスピンですが、すいまてん☆ゼレノイ氏・・もっとおっさんかと思ってた~(笑)挿絵みてもこんなイケメソだったとわ~(笑)それだけでびっくり☆聡巳君の幼馴染君のお話かと思ってたのでそちらもびっくり☆それにしてもテクノサマタ先生の挿絵はかわいいですね~☆カグヤヒメ、超かわいかった☆前作同様健気受けなのかと思ったけど、あまり切なさなかったなぁ。たくさんいる中の一人と割り切ってしまっていたところが健気っぽくなかったのかも。前作のカプも出てきたりしてなかなか面白く読めましたが受けちゃまの爺様・・・・キモイぉww2012/07/20
天使を愛するアカウント
16
ロシアの富豪・ヴィクトル×祖父に売られた朔。『悩める秘書の夜のお仕事』のスピン。沢内×怜治かと思ったら、あの「一晩だけ~」のロシアの富豪さんだったwしかも少し時期もかぶってて、あの時あんなこと考えてたのね、とわかったり。本編の方はまたしても攻がゲイで遊び人とかwいい人なんだけど、なぜそこで朔だけにしないのか…本人の言う通りヘタレだから?むう…朔がカグヤヒメをやめてからしっかり男前になったからいいかな。なんだかんだすれ違いは楽しく一気に読みました。仁志×聡巳のSSも嬉しかったしテクノさんの絵も可愛かったv2012/07/18
メグ
13
前作がすごく好きだったのでこちらも楽しめました。前半は朔の不幸な境遇に涙して祖父の所業に鳥肌が立つくらい嫌悪感を感じました。富豪のヴィーちゃんに助け出され良かったねーと思ってたら恋人になって更に寂しさを味わうことに。浮気性の恋人をじっと健気に待つだけの日々にどこまで不幸な子なんだと涙々。後半は一転朔の環境が変わりヴィーちゃんの元を離れ自分の意志を持ち自分自身の幸せを考えるようになります。その辺りがちゃんと男の子らしく好感が持てました。ヴィーちゃんはセレブなくせにヘタレで今後二人の関係が逆転しそうで楽しみ♪2012/07/20
tera。
11
前作でセクハラ&パワハラをやらかしたゼレノイ氏と彼に日本から連れて来られたカグヤヒメ朔とのお話。いやいや、やっぱりヴィーちゃんは節操無しの碌でなしだった。誰にでも優しく愛情を注ぐのは、本当には誰も大事にしないのと同じなのに。 そんなヴィーちゃんにウッカリ惚れ込んだ朔はお気の毒だったけれど、帰国して自分の将来を見据えて努力する様子は男前だった。寧ろヴィーちゃんの方が、本人が言うように『ヘタレ』ていたと思う。 幸せに暮らす聡巳&仁志のその後が見られた事には満足。2013/10/20
SAY
11
「悩める秘書の~」のスピンオフでした。受けちゃんが幸せになったので良かったな~ってのが最終感想ですね。結構好きなお話でした。2013/02/14
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- 和書
- 無刑人 - 芦東山