内容説明
SATの制圧班班長・橋埜祐海はクールな外見によらず中身は熱く、同期の犬伏和樹に対してはとにかく口が悪い。その犬伏は、橋埜とは対照的にパワフルな体育会系で面倒見のよい性格。部下の高梁が犬伏を密かに慕っていることに橋埜は気づいていたが、自分もまた犬伏を憎からず思っているため複雑な心境だった。そんな時、ハイジャック事件が発生して!?―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみみ@ヒプマイ沼
85
まず、表紙からして恰好いいんですもーん!特殊部隊のアサルトスーツとやらに萌え悶えてしまって、しばらく読めませんでしたよv働く男の戦闘服(スーツ然りボンタン然り)は何であれ萌えますなっ(*°∀°)=3表紙ではナイフを手にキメてる橋埜、その筋ではかなりの腕利きらしいので、ぜひ作中でもそんなシーンが見たかったなぁ。物語はというと、途中までこれは糖度低め!?まぁSATのイロイロが興味深いからいいけど...とぼやきながら読み進めたところ、一番の盛り上がりの突入シーンからの展開が、苦難ありお色気ありで楽しめました♪2013/02/25
Kaoru
60
地味だが堅実な文章が好きな作家。犬伏の包容力のあるざっくばらんな性格がよかった。橋埜はクールそうに見えて犬伏を避けてコソコソ逃げ回ったり、負傷したことに必要以上に責任を感じたり、デリケートな一面に惹かれる。二人の会話はテンポもよく、笑いを誘う。ハイジャック犯はお粗末だったが、空港での待機や突入のシーンはわくわくした。馬淵や高梁など脇役の数も多くて、それぞれキャラが立っていて面白い。体育会系な職業の話は暑苦しくて苦手だと思っていたが、鍛えられた男達はやはりカッコいい。『鮮烈に闇を裂け』もぜひ読みたい。2013/08/26
藤月はな(灯れ松明の火)
49
互いを理解しているからこそ、背中を預けられる男の信頼関係には滅法、弱いので好みにどんぴしゃ過ぎるこの本に震えるしかありませんでした(笑)クールだけど男前、遊んでいるけど好きな人には初心な橋埜と大容量の包容力を持つ、実はエロ親父の犬伏の関係性が絶妙すぎて・・・・。事件は「そんな理由で人様を巻き込むな、ボケっ!」となりましたが「忘れてくれ」と言わんばかりに逃げまくる橋埜を追い駆ける犬伏の姿は想像すると可笑しくてなりません。惚気る犬伏に爆弾発言を落としていった飯田と「猫」の可愛い後輩の晄君も気になります。2013/01/30
みずほ
34
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★★☆ SAT隊員同士。全寮制男子校のワイルドなシニア版みたいな環境だけど、命をかけた任務だけに、共同生活から生まれる連帯感はハンパじゃない。その中でも一番、命を預けてもいいくらいの信頼感で結ばれた者同士の恋には格別なものがある。「男が男に惚れる」が恋愛にシフトするってアリだよね。受の橋埜が男前で潔くてカッコ良い。懐の深い犬伏も、恋愛には朴念仁かと思ってたら、キメるときはキメる男だった。SATの訓練や仕事場面も充実。設定、キャラ、カップリングともチョー好みで、萌え萌え♪2011/09/26
ちるる
32
これ攻×攻で好き!表紙格好良いです。SAT…秘められた男の世界…BLにとってなんて素敵な題材(笑)でもお仕事がしっかり描かれてないと悲しいのでこれは良かったです!特に受がツボでした。プライド高くて実力あって部下に慕われてて寺の息子で怒りが頂点に達すると写経する受wwデレのないツン?でも厳しいけどさほどツンツンはしてない?ベッドシーンではいつものクールさはどこへやら、弱くなっちゃってました(笑)猛ダッシュで走って逃げようとするとか噴いたww続編…読みたいです。2011/09/25
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