内容説明
貧しい村に生まれた千冬は、唯一の肉親である母を亡くし借金のカタに花街に売られてしまう。辱めを受けそうになり、北国の冷たい冬の海に身を投げた千冬は、奇跡的に浜辺に流れ着き玖珂伯爵家当主・玲人に助けられる。ショックで声の出なくなった千冬に、癒えるまで屋敷に滞在するよう優しく声をかける玲人だが、千冬は「華族」が嫌いで…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aki*
17
健気受け大好きです(*^ω^*) 千冬ちゃんが玲人さんに懐いていく様子が可愛かった!一生懸命ハンドベルを鳴らす姿を想像すると頬が緩みます(笑)2012/02/06
ミル婆
16
基本は男前受が好きなんだが、たまに読みたくなる薄幸受が拾われてベタベタに甘やかされるメロドラマ。身分差、年の差、見方になる理解者に意地悪っ子、クライマックス寸前の別離…カルピス劇場も驚く王道展開。ただひとつ違っていたのは、王子様が微変態だったのです。ロリショタ執着が伺える女装プレイに言葉攻め、普段涼しげな顔してやる時はやるムッツリ王子だった。綺麗なおべべの表紙は雰囲気ピッタリで素敵。2013/02/11
嵩実
10
THE・不憫。面白かった。少年と大型犬の組合せ最強。あざとくても許す。お互いが運命の相手みたいな縛りは余計かな~と思っていたけど、上手く物語の展開に生かされてた。攻めが、アンニュイな華族青年かと思っていたら、恋心を意識したとたんに豹変して驚いたけど、たぶんこっちが素なんだろうなー。受けが上手いこと付き合ってたな(笑)。受けは、とにかくすばしっこくって良かったね!2017/02/15
りんご☆
8
読了2015/07/19
ロェント
7
健気な受けが読みたくて購入。途中までは攻めの方が寧ろ健気なくらいでしたが、終盤急に若干キャラが変わってしまいました。普段大人しい人がキレた感じでちょっとびっくり。話の方は、受けが終盤まで口をきけないなど、設定も凝っていて面白かったのですが、正直受けが男の子である必要性は全く感じなかったです。2013/06/02
-
- 和書
- 俳句でつかう季語の花図鑑