幻冬舎ルチル文庫<br> 夢のつづき

電子版価格
¥607
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

幻冬舎ルチル文庫
夢のつづき

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 239p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784344820517
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

腹違いの兄・高倉義明の策略で、想いを寄せる友人・森下友臣に「接待」として体を差し出さなければならなかった聖司。兄弟の歪んだ関係を目の当たりにして戸惑うあまり、聖司を手厳しく拒絶してしまった友臣。互いへの想いを断ち切れないまま一年後に再会した二人は!?聖司のやんごとなき「おともだち」茅島氏が登場する書き下ろし短編を収録。

著者等紹介

遠野春日[トオノハルヒ]
2月5日生まれ。福岡県出身、東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セシル

30
聖司は兄の執着や陵辱等、想像通り悲惨な経験の持ち主でした。あまり痛いと辛いかなぁと思ったけど描写がさっぱり目なのと聖司の性格が案外図太いからか、シリアスにはならず読めた。古い作品という事もあるけど嫌がらせの手口や雰囲気が昔の昼ドラみたい。甘~い台詞もなんか可笑しいw“よかっただろう”“欲張りだろう”とか真面目に言っちゃうし、バカップルだねw決着はあっさりだけどこれはこれで。個人的には義明と友臣の「攻め×攻め」とか+聖司で3Pも美味しそう?書下ろしの茅島氏の存在感が凄くて本編CPが霞んでしまった読後感(笑)2010/10/03

マッコリ

19
茅島氏シリーズで独特の存在感を放っていた美貌の内科医・聖司さんの話。うーん、茅島氏シリーズは大好きなんだけどこちらはしょーじき好みじゃなかった。聖司と友臣の関係、高倉兄弟の関係、友臣の家族の関係どれもなんだかもやもやしちゃうしあれだけご無体してた兄・義明が友臣と殴りあってあっさり解決って…。どーにも萌えを感じられないまま読了。もーちょっと義明と聖司のドロドロっぷりを描いてきちんと終止符をつけて欲しかったな。2013/12/22

ちるる

15
『茅島氏~』での初登場シーンから予想はついていましたが…やはり酷い目に遭っていましたね、聖司くん。しかし思ったよりさらっと読み終えれたのは、聖司くんが意外と打たれ強かったからかなあと思います。友臣も聖司くんが受けている仕打ちを知っても気持ちを変えず聖司くんを守ろうとしていたので格好よかった。決着のつけ方には驚きましたが(笑)聖司くんと友臣の交わす曖昧な会話が遠い世界のように思えて感情移入はしきれませんでしたが、物語と考えればこれはこれで楽しめました。SSに茅島氏登場でうれしかった!2010/10/03

coco夏ko10角

14
茅島氏シリーズからこちらに。兄・義明のことがあちらではよく分からずにいたけど、今回にしても以前にしてもああいうことをしてたのは「誰のものにもならない(自分含)」のを・・・って感じなのかなと。聖司の恋人ってどんな人だろう?がわかったからまあいっか。2018/05/27

[春]

14
'99年初出。懐かしい空気。友臣が大学時代から淡い好意を抱いていた後輩医師・聖司と、彼を愛憎半ばする執着で長年虐げてきた兄・義明。友臣は彼ら兄弟の行き詰まった関係を断ち切る役どころ。とはいえ、すべて友臣視点なので兄弟達の葛藤は直接的には描かれない。ほのめかされる濃い執着と苦悩を行間から想像するのみ。ドロドロも好きなので残念だが、これはこれでいいのだろうとも思える。さらりとしつつJUNEの匂いも残る。昼ドラを音無しのテレビで眺めるような、淡々としてどこか遠く、現実感のない空気。余韻は甘い。2010/10/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/641828
  • ご注意事項

最近チェックした商品