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内容説明
釣りを愛する若き富豪ロッドは、森の中でひとりの行き倒れを拾う。彼の名はブレット。小国アリカにおける革命を成功させながらも、共に戦った同志に裏切られ、現在進行形でその命を狙われる革命家だった!口先と機転に長けたロッドと不器用で生真面目なブレット―凸凹コンビの活躍をユーモアたっぷりに描くハードボイルドストーリー、登場。
著者等紹介
水城正太郎[ミズキショウタロウ]
2001年『東京タブロイド―新都疾る少年記者』(富士見ミステリー文庫)でデビュー。現在、ライター集団「Aチーム」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chisa
3
連作短編集。ひとことで言えばハードボイルド釣り小説。若き富豪・ロッドと革命家(崩れ)のブレッドがあれこれ大騒ぎしてるのが読んでて楽しかった。オープンカーに熊(しかもしょんぼり)とか笑い転げました。真剣なシーンと笑えるシーンが程よくあって読みやすかったです。最終的にブレッドが過去と(ひとまず)決別出来たようなので、今後はじまる「馬鹿」がどういう騒ぎになるのかが楽しみ。この2人なら周りを巻き込んで盛大にやってくれる筈…なので、続編希望!2010/01/07
いちみ
3
え、、、、、と。 ハードボイルドな、、、釣りの話?2009/11/06
吉兆
2
ハードボイルドはいかにかっこ良くスタイリッシュな台詞を作れるかにあると思うのだが、その点この作品はナイス。2010/06/07
ペペロンチーヌ
2
正直、読むまでは期待していなかったのだけれど、このコンビのキャラが良くて一気に読んだ。軽妙にして洒脱と言えば簡単だけど、このテイストを目指す場合は一歩間違えるとあっさりスベるので、かなり良くできてると言っていい。二人を結びつける友情とも使命感とも違う妙な絆と距離感が心地よい佳作。続きをぜひ。2010/01/23
isfahan
2
良作である。革命に絶望した革命家と、「嘘とつくのが得意な」人をくった大富豪がであい、革命の闇・負にとらわれたフレットのかつての教え子がその背後に迫る。死を生み成功しない一般的な「革命」に対して、「日々の積み重ねと生活が革命なのさ」と語り、銃の代わりに日々のウィットを武器に革命を起こすのだ!という富豪ロッドの結論がかっこよすぎる。あと釣りも革命。2009/11/13
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