Birz extra
私という猫

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  • サイズ A5判/ページ数 140p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784344813779
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

袖崎いたる

12
猫がわたしで、わたしが猫で。全て世界は身体としての〈いのち〉というメディアの内部体験だとして、この作品はそのメディアの設計から事を起こす。それは私が「だったならば」の猫であり、猫という私の自己紹介にて猫という枠を作り、そうしてその内部体験であるところのメッセージへと展開してく。最初こそ人である私が猫であったかもしれなかったという猫の語りは、人間の人生の意味を読み取らせるかのような案配であるが、中盤からはその「人間の」という枠意識が解毒されてきて、素直に猫社会の物語として読めた。猫と記憶というベリーマッチ。2017/02/12

ソラ

11
ボスの生き様や矜持、後を引き継いだハイシロー、そして周囲のネコたちの考えや想いに泣けた。名作すぎる。2012/06/10

rakukko

9
私小説風なのかと思いきや少し違う。もし私が猫だったら…というちょっと変わった導入部がある事によりこの猫世界にグッと入りやすくなっていると思う。私以外にポンタ、美しっぽ、ハナクソ、ボス、ハイシローなど魅力的な(主に)野良猫が沢山登場、活躍するのだが、シビアな世界を生きる覚悟、孤独と仲間、気高さ、気ままな自由などのテーマが抑制が効いているようで実にアツく描かれておりカッコ良過ぎるし泣けるしの名作であった。*2014年に新装版出てます。続編?もあるようで気になる。2014/05/29

gelatin

5
★★★ 読メで見かけて興味をそそられて購入。予想していたよりも漫画らしい漫画だった。大変大変申し訳ないのだけれど、どうしてもやまだ紫の「性悪猫」と比べてしまって、そうすると少し落ちるなぁ…と。2014/05/30

うにやま=ゆぅ

5
★★★★☆ もしも自分が野良猫だったら…という想像から始まる、あるボス猫の仕切る地域の物語。主人公(作者)はボスに近い場所にいるメス猫。というかこの物語ではボスが主人公だ。ボスのボスとしての価値観、生き様がとても説得力がありかっこよかった。動物に会話させるまんがのジャンルでは頭ひとつ抜きん出ている作品かもしれぬ。2013/06/18

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